コガネコバチ科の一種(Acroclisoides sp.)(改題)
コガネコバチ科の一種だと思います。
このブログではこれまでにコガネコバチ科の良く似た種が何度か登場していますが(こちらやこちら)、その内のどれかと同種なのかどうかはわかりません。体長約1.6mmです。
上から見ると、両端に複眼をつけた幅広い頭部はシュモクザメのようです。
いささか間の抜けた感じの顔面に、それに似合わぬ頑丈そうな大顎がくっついています。カクレミノの葉裏にいました。
(2011年12月12日・神戸市垂水区 多聞台東公園)
* 2012年1月3日・追記とタイトル変更 *
ezo-aphid さんからのコメントにあるように、上条先生から「2010.08.30 の種と同じAcroclisoides 属、ただし別種」とのご教示をいただきました。上の記事中でリンクを貼った2種はどちらも別属でした。タイトルに属名を加えておきます。
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コメント
これは〜。なんとも云えない面のハチですね。面白いです。正面から撮らなければ分からないですよね。(正面からの撮影は難易度高いですよね)いいもの見せてもらいました(^^
投稿: BABA | 2011年12月29日 (木) 13時29分
いい顔してますね!
一枚目の横からの写真だけだったら、ごく普通のコバチなのに、真正面からの顔は本当に可愛い顔をしています(^^)。
それにしても、年末になった一挙に公開種類が増えましたね!!
投稿: そら | 2011年12月29日 (木) 15時45分
BABAさん、こんばんは。
冬場のコバチ類は同じ位の大きさのハエに比べると飛んで逃げることが少ないように思いますが、正面からカメラを近づけるとじわりじわりとそっぽを向いてしまうことが多くて困ります。でも葉裏でじっとしているだけの被写体ではこんな三面写真でも撮っておくしかありませんね。
そらさん、こんばんは。
いかにも精悍な面構えをした狩りバチやハナバチに比べるとコバチ類はちょっととぼけた愛嬌のある顔をしたものが多いですね。頭楯がない(見えない?)ことや大顎が小さいことも顔面が妙に間が抜けて見える原因でしょうか。記事の数ですが、年末になって暇なのでつい普段より余計に投稿してしまいました。
投稿: おちゃたてむし | 2011年12月29日 (木) 20時26分
お師匠さんに伺ってみたところ、「2010.08.30 の種と同じAcroclisoides 属ですが、前翅と体色が違うので、別種です」とのことでした。なるほど、大きな顎は共通ですね。
投稿: ezo-aphid | 2012年1月 2日 (月) 16時35分
ezo-aphidさん、
新年早々ありがとうございます。
大きな頭と顎が、確かによく似ていますね。過去の自分の記事に二つもリンクを貼っていながら、一番近縁な種を見逃していたとはお恥ずかしいです。タイトルに属名を入れておきます。お師匠様にも新年のご挨拶をお伝えいただければ幸いです。
投稿: おちゃたてむし | 2012年1月 3日 (火) 17時59分
初めまして、syuichiと申します。
ごく最近から、小さなハチを求めてフィールドとネット上を、さすらっています。
以前のブログで、KLXのHNでハチを追っていましたが旧式PCと出張先のダブルパンチで消えてしまいました。
ヤヨイヒメハナバチから始まったハチですが、今回この様なハチを見せていただきブログの再構築より今の季節のヒメコバチ・コガネコバチに興味が注がれました。
私のカメラはコンパクトですが、このハチは見てみたいハチの一つ。
話が長くなりそう・・・御教授頂きたい事も多くよろしくお願い致します。
投稿: syuichi | 2012年1月21日 (土) 23時25分
syuichiさん、はじめまして。
ご訪問ありがとうございます。
「Sparkle of the life」はBABAさんのブログから辿って行って拝見していました。
私の好きな小型のハチがたくさん登場して、毎回更新を楽しみにしています。
私の撮っているのと共通のものも多く、こちらこそいろいろ教えていただきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
投稿: おちゃたてむし | 2012年1月22日 (日) 07時00分