ヒメコバチ科の一種(Sigmophora brevicornis) (改題)
まだ少し季節が早いと思いながら、他に大きな虫も見当たらないので仕方なく葉裏のコバチ探しなどをしています。
冬場の葉裏ではごく普通に見かかる種ですが、掲載するのは初めてです。ヒメコバチ科の一種だと思います。
体のわりに頭部が小さめです。コバチ類は複眼が赤くてきれいなのが多いですね。
可愛らしい口元です。ハチにしては大顎がとても小さいこともこの仲間の特徴のようです。
(2011年11月22日・明石公園)
* 12月22日追記とタイトル変更 *
この種もezo-aphid さんから上條先生に照会していただきました。「Sigmophora brevicornis (Panzer) の雌で、タマバエの幼虫に多寄生」するとのことです。本文中で書き忘れましたが、写真の個体の体長は約2.3mmです。
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コメント
こんばんわ。見慣れない小楯板ですねー。渋い本革製のランドセルを背負ってるような・・・・。いずれお師匠さんに見ていただきますので、ここしばらくはお待ちください。
投稿: ezo-aphid | 2011年12月 5日 (月) 21時26分
ezo-aphidさん、おはようございます。
今年もそろそろ葉裏の微小昆虫でも探すほかないような季節に入ってきました。
お師匠様にご覧いただけるのを楽しみにしています。
投稿: おちゃたてむし | 2011年12月 6日 (火) 07時23分
お師匠さんからお返事を頂けました。「 Tetrastichinae 亜科の Sigmophora brevicornis (Panzer) の雌で、タマバエの幼虫に多寄生します。普通種で、広葉樹の葉裏で越冬している雌が時々採れています。」
へー、小さなタマバエ幼虫に多寄生!なんて、驚きです。
投稿: ezo-aphid | 2011年12月22日 (木) 12時04分
ezo-aphidさん、ありがとうございます。
これもTetrastichinae なのですね。小楯板の感じが他のと違うので分かりませんでした。
何度となく撮影している種なので、種名まで確定して嬉しいです。タイトルに入れておきます。お師匠さまに宜しくお伝え下さい。
投稿: おちゃたてむし | 2011年12月22日 (木) 14時33分