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2011年12月27日 (火)

カクレミノフタオアブラムシ(改題)

昨日に続いてアブラムシです。

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カクレミノの葉裏で交尾していました。モモアカアブラムシだと思います。

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上の無翅成虫で体長が2mm前後です。

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羽化したばかりと思われる有翅虫。オスでしょうか。翅端まで3.2mmほどです。

(2012年12月12日・神戸市垂水区 多聞台東公園)

* 12月12日・追記とタイトル変更 *

「モモアカアブラムシ」は全くの間違いで、ezo-aphid さんからこの種はフタオアブラムシ属のカクレミノフタオアブラムシ Cavariella gilibertiae であろうと のご教示をいただきました。詳しくはコメントをご覧下さい。タイトルを「モモアカアブラムシ」から「カクレミノフタオアブラムシ」と変更します。

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コメント

お、おっと、これはフタオアブラムシ属 Cavariella ですね。
たぶん、採集記録が少ないカクレミノフタオアブラムシ C. gilibertiaeと思います。2枚目の左個体が夏場に普通の胎生雌で、尾端に上尾板が長くせり出しているため、尾片が見えません。これが通常の形で、「双尾」の由来です。右個体は、後脛節が太くて黒いので卵生の雌ですが、肩のあたりに有翅幼虫の名残りがあるので、中間型かもしれません。こちらは上尾板は発達が悪いので、薄黒く太い尾片が見えています。1枚目は有翅雄(有翅雌では腹部の横帯が合着して大黒斑になります)と卵生雌で、3枚目も雄のようです。この属では、ほかに2種がウコギ科のカミヤツデやタラノキに寄生します。

投稿: ezo-aphid | 2011年12月28日 (水) 00時03分

ezo-aphidおはようございます。
図鑑の写真を見た途端これだ、と思ったのですが大外れでしたか。
もう一度図鑑を見ると同属のタラフタオアブラムシのところで尾端の形状が図示されていました。横から見ると「双尾」がよくわかるようで、側面からも撮っておけば良かったですね。
どんな虫でもそうですが、アブラムシも難しいですね。タイトルを直しておきます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2011年12月28日 (水) 08時32分

そうですねー、アブラムシは先ず多食性の種を見分けられると、寄主植物で絞り込めるのでやさしくなると思います。
モモアカ(無翅胎生雌)を含むMyzus属は、181頁の図にあるように頭部前縁が凹む(=触角基部の額瘤が突出)のが特徴です。・・・・・フタオアブラ属では前縁が少し膨らんで見えますね。角状管の形と長さもいい目安ですが、モモアカは色彩の変異が大きいので注意が必要です。

投稿: ezo-aphid | 2011年12月28日 (水) 09時15分

ezo-aphidさん、
「アブラムシ入門図鑑」ですね。確かに頭部前縁が私の撮った個体では少し膨らんでいます。図鑑はよく読まないといけませんね。多食性のもの以外は寄主植物で、と言うことですがその植物の知識がからっきしなのも困りものです。ぼちぼち勉強したいと思います。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2011年12月28日 (水) 17時33分

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