ノミバエ科 Metopininae亜科の一種(改題)
* 2013.11.30・追記とタイトル修正 *
ezo-aphidさんがノミバエ科の検索表で調べてくださったところ、下の写真の種はMetopininae亜科(トゲナシアシノミバエ亜科)に属することが分かりました。また(同種と思われる)BABAさんの画像から判断すればMegaselia属なのかも知れないとのことです。詳しくはコメントを参照してください。タイトルに亜科名を加えておきます。
昨日BABAさんのブログで紹介されたばかりのノミバエの一種です。冬の間葉裏でよく見かける種ですが、この冬はいつもより多いように思います。
ヤツデの葉裏に集まっていました。3月始めにも同じタイトルで出しているのですが、こんなにたくさん集まっているのを見たのは初めてなので再登場です。
この写真では見えにくいのですが、クモが残したものと思われる糸が縦横に走っています。外敵を防ぐ役にたつのか、このハエは特にこんな場所を越冬場所として好むようです。
この3匹はすべて別個体です。複眼の大きさなどはどれも変わりがありませんが、側面から見ると腹端の形に2種類あるようです。雌雄の違いでしょうか。
(2011年12月12日・神戸市垂水区 多聞台東公園)
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コメント
こんばんは。大量ですね。ここまでの数が揃っているのは見た事がありません。気付いた事はヤマギシモリノキモグリバエのように個々の距離間が短くないのと、私、横からの写真を撮り忘れていた(^^;;ということです。
投稿: BABA | 2011年12月25日 (日) 21時44分
BABAさん、こんにちは。
ほんとですね。「ヤマギシ・・・」のようにぎっしり固まってはいません。それに、全員が同じ方向に頭を向けて整列している「ヤマギシ・・・」と違って、皆てんでばらばらの向きで集まっています。こんなことにも何か理由があるんでしょうかね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年12月26日 (月) 16時37分
このごろの「一寸のハエ・・・・・」に、ノミバエ科属の検索表が「日本産ノミバエ科に関する研究」(1961年)に紹介されていましたと。それによると「触角上位の刺毛が下向きで、脛節に独立剛毛が無いこと」から、Metopininae亜科までは判りました。後脛節背面のようすを、BABAさんのが図でみると、これが大属で著名なMegaselia属なのかもしれません。
投稿: ezo-aphid | 2013年11月30日 (土) 12時18分
ezo-aphidさん、
さすが、あらゆる記事に目を光らせておられるんですね。
和文の検索表は大助かりです。このノミバエはこれまでにも度々撮影していて、各部の特徴も写真からある程度まで判別できると思うので、一度暇な時にこの検索表とじっくり照合してみたいと思います。
タイトルには亜科名をいれておきます。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2013年11月30日 (土) 20時24分