ヒメマダラカモドキサシガメ?
カモドキサシガメの仲間は日頃徘徊している公園では滅多に見ないので、これはちょっとした見つけものです。アオギリの落ち葉の間から出てきました。良く似た種が多いようですが、いくつかのサイトを参照させて貰った結果ヒメマダラカモドキサシガメ Empicoris minutus ではないかと考えています。
触角や前脚を折り曲げた静止姿勢は、前の冬に出したウスイロカモドキサシガメと異なります。翅端まで約4.6mm。細長い脚を大きく拡げているのでピントがきません。
参照したいくつかのサイトの画像を見ると、翅の斑紋には変異が大きいようです。
口吻まで脚や触角と同様の白黒だんだら模様になっているのが面白いと思います。
(2011年12月5日・神戸市須磨区 奥須磨公園)
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コメント
カモドキサシガメ類についてはなんにも知らないので、カメムシBBSのサイトを眺めてみました。日本には未記載を含めると20種くらいいるそうで、エンピコ(Ishikawa)さんという詳しい方が新種や判別点などについて解説をされたりしてます。動きが遅くきゃしゃに見えるこの虫のエサが不明、など、未知のことが多いようです。お近くのハンマーさんが幼虫や成虫をたくさん撮られ、Aclerisさんのコメントがあったり、話題が多い虫のようですね。
投稿: ezo-aphid | 2011年12月16日 (金) 09時40分
ezo-aphidさん、こんばんは。
いつも参照している「日本原色カメムシ図鑑」にも何故かこの仲間は一種も紹介されていないので、ネット情報だけが頼りです。いろんなサイトに登場していますが、20種もいるんですか。よく似たのが一杯いるんでしょうね。
カマキリ型の前脚とは言え、この細腕でどんな獲物を捕えるんでしょう。
投稿: おちゃたてむし | 2011年12月16日 (金) 20時27分