ヒメコバチ科の一種(Deutereulophus sp.♀)
これで幾つ目になるか、ヤツデの葉裏で越冬中のヒメコバチです。
初めて見る種だと思っていたのですが、胸部の形になにやら見覚えがあります。最近の写真を探してみると、十日ほど前に掲載して上條先生に Deutereulophus sp.と教えていただいた種と、胸部背面の形や彫刻がそっくりでした。
触角は全く異なるし、体長約2.2mmとこちらの方が大柄で体型も幅が広くずんぐりしていますが、前の記事の個体は明らかにオスなので、これは同属、ひょっとしたら同種のメスではないかと思っています。
残念なことに今回は触角に焦点の合った写真が1枚もありませんでした。
(2012年1月12日・明石公園)
* 1月24日・追記 *
上條先生から ezo-aphid さんを通じて、写真の種はDeutereulophus のメスで1月12日掲載のオスと同種、とのコメントをいただきました。タイトルに付けていた「?」を外して代わりに「♀」を入れておきました。
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コメント
スゴ!! お見立て通りで、お師匠さんからいただいた講評は次の通りです。
「ご推察のとおり Deutereulophus のメスで、しかも先日のオスと同種です。よく気がつかれたと思います。 メスは触角の繋節が3節で柄節から第2繋節までが黄白色なのが特徴です。画像の触角はピントが合っていませんが、この特徴は見ることができます。」 教えがいのある立派な生徒ですねー、・・・ついていけそうにありません。
投稿: ezo-aphid | 2012年1月23日 (月) 23時33分
ezo-aphidさん、
ごく最近にオスを撮っていたのが幸いしたようで、これが1年も前のことなら気付かなかったかも知れません。体型はかなり違っても、同種の雌雄はやはりよく似ているものですね。(あたりまえのことですが。)
お師匠さまには本当に感謝の一言です。タイトルの「?」をはずしておきます。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2012年1月24日 (火) 07時43分