コナチャタテ科Embidopsocus属の一種
アキニレの樹皮下にいたコナチャタテ科の一種です。昨年冬に掲載してPsocodeaさんからEmbidopsocus属の一種と教えていただいたものと撮影場所も同じで、同種だと思います。
体長1.7mmくらいの成虫です。寒くても元気で足早に逃げ回りますが、樹皮下に棲むせいか非常に扁平な体つきをしているので、真上から撮るぶんには高倍率撮影に都合の良い虫です。
幼虫もたくさんいました。同じ場所にはコナチャタテ科の別種もいるようですが、形を見ると上の成虫と同種と考えて間違いなさそうです。白っぽいのは別に脱皮直後だからというわけではなく、濃い褐色に変わるのは成虫になってからのようです。撮影倍率は成虫の1枚目と同じで、体長は上の小さいのが1mm足らず、下のが1.3mm強です。
(2012.02.09・明石公園)
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コメント
こんばんは、
無事復活されたようで、先ずはおめでとうございます(^^)。
こう言う顔だったら、一度は撮って見たい顔ですが、そう言うのに限ってなかなか会えてません。
でも、他のブログで登場したのは意外なときに出会う事もあるので、樹皮の下も要注意ですね!
ただ、動き回るとなるとチョッと問題有りです(^^;。
投稿: そら | 2012年2月24日 (金) 18時29分
そらさん、ありがとうございます。
ブログも2年を過ぎると日課になってしまって、一週間投稿できないと焦ってきますね。
このEmbidopsocusはほぼ一年を通して同じ木で見られます。突然頭上の屋根を持って行かれるとあたふたと逃げ回りますが、よほど寒い日なら動かないこともあるかも知れません。またちょっとした窪みにしばらく落ち着くこともあるので、一度探してみてください。
投稿: おちゃたてむし | 2012年2月24日 (金) 21時25分