フタオヒメバチ亜科の一種の雌雄
先月BABAさんのブログで紹介されていたフタオヒメバチ亜科の種と同種か、かなり近い種だと思います。
黒い産卵管が見えるのでメスでしょう。翅を広げお尻を持ち上げた独特の姿勢でヤツデの葉裏にとまっていました。この姿勢では体長は出しにくいので、広げた翅の差し渡しで4.8mmほどです。
こちらは近くのトベラの葉裏にいました。やや大きくて翅の差し渡しが約5.7mm。当然同種だと思いましたがよく見れば産卵管(?)の色が違います。
産卵管と見えたのは実はオスの交尾器の把握器で、これが亜科の名の由来のようです。
(2012.02.09・明石公園)
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コメント
最近は、ヤツデを見たら必ず葉の裏側を調査するようにしています。
この翅を広げお尻を持ち上げた独特の姿勢、個性的ですね。
眼と眼の間の(頭の方)黒い点3つが気になりました。
投稿: aopen_z | 2012年2月25日 (土) 10時50分
aopen_z さん、こんばんは。
冬場の虫探しに葉めくりは欠かせませんが、ヤツデなんかの大きくて丈夫な葉は特に見逃せません。
眼と眼の間の黒い点三つ、は単眼ですね。明暗を感じる機能があると聞いていますがそれ以上は不勉強でわかりません。昆虫の中でも分類群によってこれが全く無かったり二つだったりしますが、ハチは普通(全て、かな?)三つです。1mm2mmのコバチ類でもよく見ればちゃんとついていますよ。
投稿: おちゃたてむし | 2012年2月25日 (土) 20時37分