イダテンチャタテと卵?
寒い日も元気そうなイダテンチャタテです。
モチノキの幹で、いつものように下向きに静止していました。このチャタテには翅の長いタイプと短いタイプがあって、長いタイプ(オス?)はこの季節には姿を消してしまうようです。この写真は短い方で体長は約3.8mmです。
すぐ近くに糸で覆われた卵塊がありました。先日出したトビモンケチャタテ(?)のように葉の裏にこのような卵塊をつけるチャタテムシは多いですが、木の幹ではあまり見たことがありません。イダテンチャタテのものらしい卵はまだ見たことがないので、ひょっとしたらこれがそうなのではないかと推測しました。ただこの公園で見るだけでも木の幹に常住するチャタテムシは他に何種類もいるので、別種である可能性も高いと思います。
密に張られた糸の間から覗く卵の真珠光沢がきれいです。1個の卵の大きさは長径0.4mm前後です。
(2012年1月26日・明石公園)
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