キノコバエ科2種
落ち葉の間で見つけたキノコバエです。昨年末にもやはり2種のキノコバエ科を出していますが、今回のものはそれらとはまた別種のようです。
その1.
この姿勢ままで体長約3mm。MNDの翅脈図で絵合わせを試みるとPhronia属あたりに似ているように思いますが、よく似た翅脈の属はは他にもいくつかあって決められません。
(2012.1.26・明石公園)
その2.
こちらは体長約3.5mm。同じくMNDでExechia属あたりか、と思いますが全くあてにはなりません。
(2012.1.27・学が丘北公園)
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コメント
翅脈を見た限りでは、同じ意見となりました。どちらも「九大目録」以降に、笹川先生の追加によりPhroniaは3種となり、Exechiaは7種くらいになっています。
後者はトンボキノコバエ属といってもいいのでしょうが、皇居から3種が新種記載されたので、関西にはもっといるのかもしれませんね。さらに「一寸のハエにも・・・」というサイトでワード検索をしたところ、アノニモミア(三枝)先生のキノコバエ科概説がみつかり、「MNDに搭載属のほとんどは日本にも分布し、Exechini族は日本で最も未解明のものでExechiaは多数の未記載・未記録種が存在する」と指摘しています。
投稿: ezo-aphid | 2012年2月 7日 (火) 09時16分
ezo-aphidさん、こんばんは。
翅脈の絵合わせだけで属名まで挙げてしまいましたが、ezo-aphidさんのお見立てと一致するとひとまず安心です。しかし頼りのMNDの翅脈図でも周りの他の属との違いはかなり微妙ですね。私のように行き当たりばったりに見つけたものを撮っているだけでも何種類も出て来るくらいですから、この仲間もかなりの種数があるんでしょうね。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2012年2月 7日 (火) 23時01分