トサハマキアリガタバチ(改題)
この日も3月下旬というのにとても寒い日で活動中の虫の姿はほとんど見当たらず、相も変らぬ木の葉めくりに終始してしまいました。
ヤツデの葉裏にいたアリガタバチの一種です。そらさんのブログで見たGoniozus属によく似ていますが、体の光沢や脚と触角の色が少し違います。それでも属は同じではないかと思うのですが、そらさんの記事からフッカーSさんの「東京23区内の虫」と辿って行って、その記事のリンク先の「農業環境技術研究所 標本館所蔵タイプ標本」の多数の標本写真を見ているとよくわからなくなってきました。
体長は約3.7mmです。大きな複眼とまっすぐ通った鼻筋?が精悍な印象を与えます。
(2012.03.19・明石公園)
* 2012.03.22・追記とタイトル変更 *
ezo-aphidさんから、トサハマキアリガタバチGoniozus tosaensisのメスでよいだろうとのコメントをいただきました。タイトルの「アリガタバチ科の一種(?Goniozus sp.)」を変更して種名を入れておきました。
| 固定リンク
「膜翅目」カテゴリの記事
- モチノキタネオナガコバチ(2019.07.27)
- ナガコバチ科の一種(?Metapelma sp.)(2019.07.23)
- ウスマルヒメバチ亜科の一種(Lissonota sp.)(2019.07.18)
- フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)(2019.07.12)
- アミメアリ(2019.07.04)
コメント
Terayama(2006)さんの検索表と簡略な原記載(体長3mmとくらべると少し大きいですが)を元にすると Goniozus tosaensis トサハマキアリガタバチの雌としていいようです。大腮・脚・触角が黄色で、複眼に毛が密生するのが特徴とのことです。農環研にも所蔵されているはずなのですが、標本画像にのってないのは不思議ですねー。
投稿: ezo-aphid | 2012年3月22日 (木) 08時53分
ezo-aphidさん、こんばんは。
トサハマキアリガタバチですか。和名がついているのは嬉しいです。農環研のサイトでたくさんの標本写真が見られるので、そこそこの見当はつくかと思ったのですがやはり画像だけでは難しいですね。タイトルには種名を入れておきます。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2012年3月23日 (金) 00時04分