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2012年3月 2日 (金)

カタカイガラムシ科の一種

体長2mmほどのカイガラムシです。モチノキの葉裏でチャタテムシの卵を探していて見つけました。

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ネットで画像を探すとミカンワタカイガラムシというのが似ています。寄主植物のリストにクロガネモチが挙がっているので、モチノキについていても不思議はないと思いますが、それだけでは決められそうにありません。

_dsc1798
撮影中に背中をチャタテムシの幼虫が乗り越えて行きます。

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裏返してみました。表も裏もあまり変わらないように見えます。頭の両側にある小さな黒い点が眼なんでしょうね

(2012.02.21・明石公園)

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コメント

こんばんは、

私も同じものを撮りましたが、てっきりミカンワタカイガラムシの幼虫だと勝手に思ってましたが違うのかな(^^;。
こちらでは、ツバキの葉の裏でも見掛けたような気がしますが、さすがに裏返しては見ませんでした(^^)。

投稿: そら | 2012年3月 2日 (金) 22時24分

そらさん、おはようございます。
実はそらさんの撮られた画像も拝見していたのですが、どうも特徴のつかみにくい形なので同種と考えてよいものかどうか判断がつきません。この仲間は幼虫も成虫も同じような姿をしていたり、蝋物質を出していたりいなかったりして見分けるのが難しいですね。詳しい方からのコメント待ち、と言うところです。

投稿: おちゃたてむし | 2012年3月 3日 (土) 06時35分

「カイガラムシ図鑑」を見ると、モチノキ類には Pulvinaria属ではミカンワタ、ツバキワタ、オキツワタの3種が寄生し、ツバキワタが一般的とされています。雌成虫の体長は、順に3.5-5.0mm、3.5-4.5mm、2-3mm、となっていますので、これは幼虫だろうと思います。同属種を幼虫で判別するのは、現状では難しいことなので、成虫になるまで待ちましょう。
そらさんの成虫(2011.05.31、産卵前)は背面中央の太い黒条が明瞭なので、「カイガラムシ図鑑」のミカンワタの写真と一致しています。

投稿: ezo-aphid | 2012年3月 6日 (火) 18時44分

ezo-aphidさん、お調べいただきありがとうございます。
やはり幼虫ですか。ツバキワタであればツバキにも付くんでしょうね。この写真を撮った公園ではツバキもモチノキも非常に多いので、そのうち成虫も見つかると思います。その時には改めて掲載しますのでよろしくお願いします。

投稿: おちゃたてむし | 2012年3月 6日 (火) 20時52分

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