ホウキムシの幼生
ホウキムシ類のアクチノトロカ幼生Actinotrocha larvaです。以前の記事にも出しましたが全体の形やバランスが違います。他にもまた違う形のものもいて、成長段階の違いか種が異なるのかよくわかりません。
成体は海で固着生活をする無脊椎動物です。写真を見ればその名のとおり箒を逆さに立てたような、またはイソギンチャクに長い柄をつけたような姿でなかなかきれいですが、幼生は浮遊生活をおくります。
図鑑の模式図を見れば、キノコ型の袋状の部分(1枚目では左下)のすぐ下に口があり、その反対側(同じく右上)の端に肛門があります。成長につれて袋状の部分が消えて周囲の触手が前を向き、、肛門は前方に移動して口のすぐ脇に落ち着き、お腹の部分は長く伸びて「柄」になるようです。
(2012.02.29・西舞子海岸で採集)
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