ナシミドリオオアブラムシの孵化
このあたりではシャリンバイさえあればどこででも見られるアブラムシなので、卵から幼虫が出てくる様子もすでに2度ほど出しているのですが、今回はこれまでよりも早い段階で見つけることができました。
右手奥の、孵化が進んですでに脚を拡げはじめた幼虫を見つけて撮影しているうちに、手前の卵も孵化を始めているのに気付きました。なにしろ小さいので、これまでこの段階で気付くことができなかったわけです。右が背中側です。
腹側から。口吻や脚が見えてきました。
幼虫の体が出るにつれ卵殻はしぼんでぺしゃんこになってしまいます。
再び腹側から。口吻が脚より立派です。
卵殻からお尻が離れました。1枚目からここまで約50分。疲れました。
(2012.02.24・神戸市垂水区)
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コメント
おはようございます。
2枚目のお写真がとても素晴らしいですね!!なるほど卵殻の状態もよく分かりました。いつもの機材ですか?肉体的な疲れや場所にもよりますが「あの人?何してんの?」視線を跳ね返すほどの魅力的な現場と結果のように思います。いいですね〜。
投稿: BABA | 2012年3月 8日 (木) 08時00分
BABAさん、こんばんは。
人様の視線が気にならないと言えば嘘になりますが、長くやっているとそれなりに慣れてくると言うか、開き直りが身についてきますね。こんな趣味を持っている人は皆さんご同様だと思いますが。
撮影機材は以前記事にしたものとほぼ同じですが、ボディがD300でレンズはズイコーマクロの20mmF2です。
投稿: おちゃたてむし | 2012年3月 8日 (木) 20時47分
こんばんは。
なんと美しい写真でしょう。
一枚目の写真なんて、どんなピント面で撮影されたのでしょう。
しかし、このような透明の身体に命が詰まってる不思議。
生態写真としても魅力的ですが、写真として見ても魅力がイッパイだと思います。
投稿: syuichi | 2012年3月 8日 (木) 23時37分
syuichiさん、おはようございます。
お褒いただきありがとうございます。
画面内に二つ以上ポイントがあるとどちらにもピントを合わせたいのですが、なかなか思うようにいきません。例によって数打ちゃ当たる式で沢山シャッターを切っています。
普段出会う機会は少ないですが、 孵化とか羽化したばかりの昆虫は透明感があってきれいなものが多いですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年3月 9日 (金) 06時44分