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2012年3月15日 (木)

カイアシ類2種

近くの海で採集したカイアシ類です。

その1.Corycaeus sp.
_dsc19312

頭部の大きなレンズ状の眼が特徴のカイアシ類です。背面から見ればこの大きな眼が一対あってサングラスをかけたように見えるのですが、今回は側面からしか撮れませんでした。
体の下や尻尾のあたりに沢山くっついている茶色いバナナ型の物体は珪藻です。これはカイアシ類に付着するのが専門の珪藻の一種で、Pseudohimantidium pacificumという種のようです。

その2.種名不明
_dsc1765

_dsc19202
シャーレに移した多数のカイアシ類を眺めていると、こんな具合に2匹つながったまま泳ぎ回っているものが時々見つかります。前がメスで、後ろのオスが触角でメスにしがみついているようです。その把握力は強く、メスが激しく体をくねらせて泳いでも、またスポイトで強い水流を起こしても放すことがありません。
種名はわかりません。オスの体にはその1.と同じように多数の珪藻が付着していますが、種は異なるようです。

(2012.02.29・西舞子海岸で採集)


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