ヤツデキジラミ
今が最盛期なのか、ヤツデの葉裏ではヤツデキジラミの成虫や大きさの異なる幼虫がいくらでも見られます。
まだ体色の薄い成虫や蛹の抜け殻も多数見つかるので、羽化の様子が見られないかとだいぶ探したのですが、こんなものしか見つかりませんでした。羽化したばかりらしくまだ翅が伸びきっていません。体に透明感があってロウ細工のようです。
透明の液体に覆われた幼虫です。そらさんの水没キジラミのような雰囲気を狙ったのですが、フラッシュ光ではあんなに美しくは撮れません。それにしても本当にこれで呼吸が出来るのかと心配になりますが、寄生蜂などを防ぐ効果もあるのかも知れませんね。
(2012.03.19・明石公園)
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コメント
小さな生き物たちの綺麗な写真を毎回感心と感激の思いで拝見しています。
・・・・が、私の出番がないので古いコメント0の記事に思いついたことがあるのででしゃばります。
>呼吸ができるのか?
推測ですが・・・・、普通虫たちの体の表面は撥水性があり、間違って水没状態に陥っても体の表面には気泡があちこちに付いているものと思われます。
しかし、そらさんの写真を拝見する限りそのような様子はなく水の中に潜り込むように作られた体とうかがえます。
・・で、カギとなるのは幼虫の食性とそらさんの1枚目にある頭付近に並んで数個ある気泡と思われます。
すなわち、食性が葉っぱ中の樹液(葉腋)であるとすればそこから酸素を取り入れることができると考えられます。
葉っぱは、光合成により養分と酸素を作り出すのでしょうから・・・・。
又、口は絶えず葉っぱに突き差し吸い込むことに特化していれば排気(二酸化炭素)はどうするのでしょうか?。
口の近くにある別の器官から定期的に排出しているとすれば気泡の位置や並び方に納得いくのでは?・・・・と考えました。
余談ですが、MyBBSに現在明石公園で見つけられる幼虫の居る場所の地図をUPしてみました。もし機会があるならば探してみてください。
投稿: YAMKEN | 2012年4月 2日 (月) 22時26分
YAMKENさん、おはようございます。
ご考察ありがとうございます。
そらさんの写真に写っている気泡には気付いていませんでした。昆虫の生理については不勉強でなにも知らないのですが、トンボの幼虫のように鰓を備えているわけでなければ当然気体の酸素が必要なはずですね。よく見れば案外細かい気泡があちこちについているのかも知れません。
明石公園の幼虫地図、早速拝見しました。今週中に一度は出かけたいと思っていますので、その時はこの地図を元に宝探しを試みたいと思います。(お花見のシーズンに入るのが憂鬱ですが。)
ここしばらく蛾には縁がなかったのですが、これから暖かくなるにつれお世話になる機会も増えてくると思います。よろしくお願いいたします。
投稿: おちゃたてむし | 2012年4月 3日 (火) 10時54分