コガネコバチ科の一種(Mesopolobus sp.)
練習台になって貰った虫たちには申し訳ないのですが、このところCombineZPによる深度合成が楽しくて、いろいろ試しています。
いつもの公園で見つけたコガネコバチの一種。BABAさんの撮っておられたMesopolobus属と同じ種ではないかと思っています。
この科には黒っぽくて地味なものも多いですが、このような種を見れば科名が納得できます。
撮影中は気付かないことがほとんどですが、合成後の画像を見て肝腎な部分にゴミがついていたりするとがっかりします。実体顕微鏡でも覗きながら丁寧に掃除をするべきなんでしょうが、なかなかそこまで手が回りません。合成に使った枚数は上から26、27、27、32枚です。
(2012.03.27・奥須磨公園で採集)
* 2012.04.07・追記とタイトル修正 *
ezo-aphidさんから上條先生のコメントをいただきました。種まではわからないもののMesopolobus属には間違いなく、BABAさんの撮られたものと同種かも知れないとのことです。タイトルの「?」を外しました。
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コメント
ぴかぴかのきれいな姿をお師匠さんにも見ていただきました。ひそかに期待してたのですが、特徴的な形質が写っていなかったためか、種レベルのコメントはいただけませんでした。「触角の構造、前伸腹節の彫刻から見てMesopolobus に間違いありません(雌)。Baba さんの画像とは前翅の翅脈に少し違いがありますが、同種かもしれません。」
触角の棍棒部がつぶれてるように見えますが、冷凍殺虫によるものでしょうか?
投稿: ezo-aphid | 2012年4月 7日 (土) 21時39分
ezo-aphidさん、お師匠さん、ありがとうございました。
死んだ標本の写真は通常の生態写真とはかなり印象が違うので属名についてはちょっと不安があったのですが、合っていてほっとしました。早速タイトルの?を外しておきます。
触角の棍棒部は確かにつぶれているように見えますね。以前掲載した同属の写真では先まで円筒形を保っているように見えるので、やはり冷凍によるものかも知れません。何か構造上の理由があるんでしょうか。
投稿: おちゃたてむし | 2012年4月 7日 (土) 22時55分