オオワラジカイガラムシ?とアミメアリ
アミメアリの群れにとり囲まれたオオワラジカイガラムシです。
木はサルスベリです。オオワラジがサルスベリにつくのかどうか知りませんが、数年前に同じ場所のマテバシイやコナラで大発生していた際この同じ木にも多数集まっているのを見たので、これもオオワラジとしたのですが違うかも知れません。体長約8mmです。
カイガラムシの背中、お尻に近いあたりの穴から時々甘露が排出され、待ち構えていたアリがすかさず頂戴します。
数分に一回くらい、ぷっと風船が膨らむように甘露の玉が現れるのは見ていて楽しいものです。受け取った甘露はアリたちが仲良く分け合っていました。
ところで甘露の受け渡し場所がここだけなら、1枚目の写真でカイガラムシの体をとり囲んだ多数のアリは何をしているんでしょうか。場所の空くのをおとなしく並んで待っているのか、甘露の生産をせっついているのか、それともカイガラムシの移動を制限しているのか、何なんでしょうね。
(2012.05.03・学が丘北公園)
| 固定リンク
「膜翅目」カテゴリの記事
- モチノキタネオナガコバチ(2019.07.27)
- ナガコバチ科の一種(?Metapelma sp.)(2019.07.23)
- ウスマルヒメバチ亜科の一種(Lissonota sp.)(2019.07.18)
- フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)(2019.07.12)
- アミメアリ(2019.07.04)
「半翅目」カテゴリの記事
- ホシヒメヨコバイ(2019.07.28)
- ミズムシ科の一種・幼虫(2019.07.26)
- ヒゲナガサシガメ幼虫(2019.07.25)
- トサカグンバイ(2019.07.22)
- クサギカメムシ1齢幼虫(2019.07.19)
コメント
こんにちは、
今日は、オオワラジカイガラムシで同じになりましたが、内容が全く違ってますね。
今年は、こちらはオオワラジカイガラムシの当たり年のようですが、アリに取り囲まれているのは見たことがありません。
自分の写真もあらためて見たら、背中の後ろの方に穴が空いてましたが、ヤッパリここから何かが出ているのは気が付いてません。
しかし、アリさん達は甘露をもらって嬉しいそうですね(^^)。
投稿: そら | 2012年5月 6日 (日) 13時45分
そらさん、こんばんは。
そらさんの「正体不明の蛹」はオオワラジカイガラムシのオスだったんですね。びっくりしました。
以前からオスの幼虫はどんな格好をしているんだろうかと疑問に思っていたところです。一度見たいものですが、こちらでは今年はほとんどこのカイガラムシを見かけません。場所によって当たり年のサイクルが違うんでしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年5月 6日 (日) 20時41分