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2012年5月15日 (火)

跳ねる繭(ヒメバチ科の一種?)

カクレミノの葉にぶら下がった繭。有名なホウネンダワラ(ホウネンタワラチビアメバチの繭)にちょっと似ていて、糸の付け根の上には寄主らしき幼虫の残骸も残っているので同じヒメバチの仲間のものだと思います。
ぼんやり見ていると突然ピョンと跳ね上がりました。最初はクモの糸でも引っ掛けたかと思いましたが、こちらがじっとしていてもやはり5~6秒に1回の割合で跳ねます。中の幼虫が運動しているせいなんでしょうが、こんなものを見るのは初めてです。繭の長径は約5mmです。

_dsc3568
私の虫撮りカメラには動画機能がないので、何とか跳ね上がった瞬間を写しとめられないかとあてずっぽうで何枚もシャッターを切ってみましたが、さすがにタイミングが合いません。一旦あきらめかけましたが、ポケットの携帯電話で動画が撮れることを思い出してそれを使ってみました。


葉が揺れていて見づらいですが、どうにか繭の運動が確認できると思います。
最後に繭を持ち帰って自宅で羽化させようと考えたのですが、残念ながら撮影中に糸を離れて落下し、落ち葉の間で行方不明になってしまいました。動画の終わりの部分を見ていただければ分かると思いますが、繭は跳ね上がった反動ではなく静止状態から突然すっと落ちていくように見えます。中の幼虫が自分で切ったのでしょうか。

_dsc35812
寄主の残骸。全長約12mmです。
跳ねる繭の情報を探してみると「害虫屋の雑記帳」の記事が見つかりました。大きさも形も全く異なりますが、羽化してきたのはやはりヒメバチだったそうです。

(2012.05.06・明石公園)




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コメント

こんにちは、

今が旬なのか、フッカーSさん、夏子さん、と私のところと、正体不明の繭が登場していますが、色の感じは夏子さんのところとおちゃたてむしさんのが同じ種みたいですね。
どうやったら、ぶら下がっている繭を飛び跳ねさせることができるのか、考えてしまいました(^^;。
細かく観察していくと、色々なことが色々な場所で起きているのですね。

投稿: そら | 2012年5月15日 (火) 12時30分

こんにちは。

こんな動きをしていたんですか~。面白いですね。気づきませんでした。

私が見つけた時は、風が強くてピントを合わせるのに精一杯でした。
風のせいだけでなくご本人も動いていたのかもしれないですね。
見つけた場所は、コバノミツバツツジの葉裏だったと思います。

投稿: 夏子 | 2012年5月15日 (火) 16時43分

そらさん、こんばんは。
ほんとに皆さん、あちこちで同じような繭を撮られていたんですね。
そらさんやフッカーSさんの撮られたのも色以外はほとんど同じに見えますから、別種であっても近い仲間だろうと思います。
繭をあのように跳ね上がらせるのには中でかなり激しい動きをしなければならないはずですが、イモムシ状の幼虫がそんな運動をするというのはちょっと想像しにくいですね。

夏子さん、お久しぶりです。
いつお戻りになるのか待ち遠しくてちょくちょく覗いていたんですが、ここしばらく見ていなかったのでそらさんのコメントで初めて再開を知りました。
偶然もあるんでしょうが、こんなふうに日本のあちこちで同時に同じものが撮影されていることを考えると、やはり年によって個体数が大きく変動するということかなのかも知れませんね。
これからもよろしくお願いいたします。

投稿: おちゃたてむし | 2012年5月15日 (火) 21時02分

こんばんは
目撃情報が多いですね。私も先日、なぜかひっくり返っていた葉裏に乗っているのを目撃しました。時間が無く注視しなかったのが悔やまれます。

投稿: BABA | 2012年5月15日 (火) 22時35分

BABAさん、おはようございます。
やはりご覧になっていますか。
この中からどんな成虫が出てくるのか、繭を持ち帰れなかったのは残念ですが、そらさんやフッカーSさんがよく似た繭を採集されているので近々判明することを期待しています。

投稿: おちゃたてむし | 2012年5月16日 (水) 06時35分

おはようございます、おちゃたてむしさん。
話は脱線してしまいますが、「跳ねる豆」なんてのがあるそうです。
メキシコトビマメと言って海外では子供のオモチャにされてるそうですが、残念ながら日本では植物防疫法で輸入禁止されてるそうです。

《Mexican Jumping Beans》
http://www.youtube.com/watch?v=VDPZttu2SSA&feature=fvwrel

投稿: ジャワカ零 | 2012年5月16日 (水) 09時02分

ジャワカ零さん、おはようございます。
ジャンピング・ビーンズと言うやつですね。
話には聞いたことがありましたが、玩具用に輸出までされているとは知りませんでした。一度実物を見たいものです。

投稿: おちゃたてむし | 2012年5月17日 (木) 06時34分

くろありさんとこのハネハネムシは、ヒメバチ屋のKonishiさんに成虫を見ていただき「アシナガバチヤドリヒメバチ属の一種、Latibulus sp.」の越冬まゆと判明しました。関連情報は、くろありさんの方をご覧ください。

投稿: ezo-aphid | 2013年2月 4日 (月) 18時29分

ezo-aphidさん、
古い記事を覚えていていただいて有難うございます。
早速「害虫屋の雑記帳」を見てきました。あちらはアシナガバチに寄生する種だったんですね。こちらの方も所属が判明すればいいんですが。今度見つけたら持って帰ろうと思っていますが、無事に羽化させるのは難しいでしょうね。

投稿: おちゃたてむし | 2013年2月 5日 (火) 07時58分

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