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2012年6月17日 (日)

ホソハネコバチ科の一種

* 2012.06.17・写真追加 *

ezo-aphidさんから、所属の推定のためにふ節の節数のわかる画像が見たいとのご要望がありましたので、記事の最後に追加しておきます。

この季節になってもヤツデの大きな葉を見るとつい裏を覗いてみたくなります。これはそんな風にして見つけたハチで、ホソハネコバチ科の一種だろうと思います。

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同じ科のハチで冬の間葉裏でよく見かける種がありますが(こちら)、体型がかなり異なるので別属のようです。山岸先生の「寄生蜂の解説」によると腹柄を持つタイプと持たないタイプがあるそうで、今回の種は前者でしょう。体長約1.3mmです。

(2012.06.05・明石公園)

* 2012.06.17・追加画像 *

Hosohanekobachi
左から、右後脚・左中脚・右前脚のふ節部分です。

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膜翅目」カテゴリの記事

コメント

触角も胸部もかなり特異的な形ですねー。Stephanodes属(日本から1種の記録)あたりかもと思い、ふ節数が4節、あるいは5節かと質問しようとしました。しかし、Australian Genera of Mymaridae (Zootxa,1956)の249図を見たら、第1節が2-4節の合計長ほどと長く、生体写真ではとても見分け難いもののようです。ほかのカットで、節数がわかりそうでしょうか?

投稿: ezo-aphid | 2012年6月17日 (日) 12時29分

ezo-aphidさん、こんばんは。お手数おかけします。
ふ節の数については「寄生蜂の解説」にも言及があったので何枚かの写真を調べてみたのですが、解像力が追いつかず節の境目がはっきりしません。とりあえずその部分にピントの合った写真の部分拡大像を追加しておきますが、右前脚の画像ではどうにか4節らしいことが分かると思います。
ご紹介いただいた資料はざっと画像に目を通しただけですが、こんなものが誰でも自由に閲覧できるように公開されているとは驚きます。画像がすべて透化標本の顕微鏡写真とは、ハチもこのサイズになるとアブラムシと同じ扱いなんですね。

投稿: おちゃたてむし | 2012年6月17日 (日) 20時28分

ありがとうございます。平均0.5-1.0mmという昆虫の毛などまで見るには、解像力の高い生物顕微鏡が必要なのですね。Australiaの図でも、前脚を代表に載せているのは、(第1ふ節の構造を見せるとともに)たぶん他の脚よりも節を見極めやすいのでしょう。
「ふ節数が4節、繋節(基部2節と棍棒部を除く中間の節)は6節、前伸腹節は長い、頭・胸部は滑らか、翅は先端に向かって徐々に広がる、後脛節の毛は長くない」などの形質により、検索表ではStephanods属に近づいてきますが、勉強不足もあってすべての要素を確認できません。申し訳ないのですが、(Stephanods属を含む)Polynema属群あたりだろう、という感触に変わりありません。

投稿: ezo-aphid | 2012年6月17日 (日) 23時03分

ezo-aphidさん、こんばんは。
不鮮明な画像で申し訳ありませんが、大量のピンボケ写真もたまにこんな出番があるとなかなか捨てられませんね。Australiaの資料は図だけ比較しながら一通り目を通しましたが混乱するばかりで、所属についてはお任せするしかありません。今度見つけたら、出来れば採集してもっと鮮明な画像を撮っておきたいと思います。いつもありがとうございます。

投稿: おちゃたてむし | 2012年6月18日 (月) 20時24分

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