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2012年6月22日 (金)

クロハナカメムシ属の一種

ヘクソカズラの葉裏にいたハナカメムシです。冬場のケヤキなどの樹皮下でお馴染みのクロハナカメムシによく似ていて、同じAnthocoris属に間違いないと思いますが、「日本原色カメムシ図鑑」の第2巻によるとこの属で国内に分布するのは6種ということです。その中で体色や斑紋が多少とも似ていると思われるのはチャバネクロハナカメムシ A.confusus とキモンクロハナカメムシ A.miyamotoi ですが、前者は国内では北海道だけに分布するようで、後者はネット上の画像を見た限りでは暗色部がもっと黒に近く、斑紋のパターンも異なるようです。

_dsc7327_2

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体長約3.5mm。足元に見えるのはアブラムシの残骸で、このカメムシが吸汁していたもののようです。

(2012.06.11・神戸市中央区)

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