アカシマサシガメ幼虫・成虫
ヤスデを捕えたアカシマサシガメの幼虫です。エノキの幹の、地上50cmばかりの場所でした。
この仲間は好んでヤスデを捕食すると言うことですが、実際に見たのは初めてです。このような地上徘徊性の種はたまたま木の幹にでも上がって来た時でないとなかなか目にとまりません。
実はこの場所では同属のアシマダラアカサシガメもよく見かけていて、(むしろその方が多いので)この幼虫もそっちの方ではないかと疑ったのですが、いくつかのサイトの画像を見比べてみればアカシマサシガメで間違いなさそうです。体長4.5mmくらいで、1齢だと思われます。
たまたま同じ木の根方にいた成虫です。
(2012.07.04・明石公園)
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コメント
なんとパワフルな幼稚園児!! 自重の数倍を超える獲物を垂直に引き上げるとは。
カメムシBBSを見ると、今年の3月に盛り上がっていたテーマですね。アカシマサシガメでワード検索すると、齢期別の幼虫画像と「ヤスデを捕食するサシガメの生活史」講演要旨の紹介が載っています。これは1齢に間違いないですね。1雌は10個の卵塊を10回ほど産み、ヤスデの種類をえり好みする、主な生活圏は石の下、などと報告されてます。(・・・・ご覧になってたら蛇足ですが)
ならば、この幼稚園児はなぜ高所で食事してるんでしょ、見せびらかしてる?
投稿: ezo-aphid | 2012年7月14日 (土) 22時19分
ezo-aphidさん、おはようございます。
カメムシBBSの幼虫画像は見ていましたが、「生活史」講演要旨は知りませんでした。獲物のヤスデの種類をえり好みするとは贅沢な奴です。また主に石の下で暮らしているのなら、あまり見かけなのも当然ですね。成虫は時おり外界をほっつき歩くことがあっても、幼虫は滅多に出てこないのでしょう。この幼虫は、獲物を追ってついこんなところまで出てきてしまったのでしょうか。
投稿: おちゃたてむし | 2012年7月15日 (日) 06時42分