ミカドジガバチ
古いアラカシの根元あたりからジイジイという鳴き声。しばらく探してみるとやはりミカドジガバチでした。
ジイジイという音は鼻歌などとも表現されますが、このハチが巣作りや獲物運びなどの仕事をしている時に翅を震わせて出す音です。
自分で巣穴を掘らず、他のハチの古巣や甲虫の脱出口などを利用して巣を作るいわゆる借坑型のハチですが、この日出会ったのは巣作りに適当な廃坑を探している最中だったようです。しばらくの間穴の縁を齧ったり木屑を運び出したりしていましたが、やがてこの場所はあきらめたのか同じ幹の他の部分の探索に移っていきました。
大アゴの間から突き出しているのは口器だと思いますが、こんな場面でそれを何に使うんでしょうか。
このハチの獲物運びや巣穴の閉塞の場面は昨年の記事に出しています。
(2012.07.10・明石公園)
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