チャトゲコナジラミ
ヒサカキの葉裏のコナジラミです。BABAさんのブログでチャトゲコナジラミ Aleurocanthus camelliae Kanmiya & Kasai という種名を知りました。わが国では2004年に初めて確認され、2011年に新種として記載されたそうです。
成虫の姿はちらほら見えますが、蛹殻はすべて抜け殻になっているようです。
黄色い粒々は卵の殻ですね。
それらの間には小さな黒い奴がちらほら見えます。
卵の殻より少し大きいですが、これが1齢幼虫でしょうか。髭とも角ともつかぬ妙な突起が鼻緒に見えて、漆塗りの履物のような格好ですが体長は約0.3mm。よく見ていると僅かに動いているのも確認できました。
(2012.07.31・学が丘北公園)
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コメント
こんばんは。
行きつけの公園に行けばヒサカキの葉裏を覗いて確認するのですが、最近めっきり行っていないので、今の時期こんな状態なんですね。成虫になるまでの形が虫とは思えません(^^
投稿: BABA | 2012年8月 7日 (火) 19時09分
BABAさん、こんばんは。
ほんとにコナジラミ類の幼虫はどれも奇妙な姿ですね。
行きつけの場所と言えば、私もいくつか気になるものがあるのですが、こう暑くてはつい脚が遠のきます。
投稿: おちゃたてむし | 2012年8月 7日 (火) 21時59分
卵の抜け殻と大きさを比べて、たぶん1齢幼虫でしょうね。
漆塗りの体に流線型のトゲがカッコイイです。
チャトゲコナジラミは農業界では話題になっている害虫ですが、1齢幼虫の写真は見たことがありませんでした。
カイガラムシと同じで、コナジラミも1齢幼虫だけ移動能力があると聞いたことがあります。クロウラー(crawler)という名前で呼ばれているとか…
投稿: sizenkansatu | 2012年8月 7日 (火) 23時56分
sizenkansatuさん、おはようございます。
クローラーですか。なんとなく感じが分かります。
カイガラムシやコナジラミは小さくて地味なのでじっくり見ることが少ないのですが、成虫や各齢の幼虫の形が大きく変わるのが面白いですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年8月 8日 (水) 07時17分