ヒゲナガカメムシ
連日の猛暑のせいか、いつもの場所でも元気なのはセミばかり、その他の昆虫のは避暑に出かけたのかめっきり見かけなくなりました。と言うことで今回は仕事場近くの猫の額ほどの緑地で撮ってきた虫です。
エノコログサの穂の上のヒゲナガカメムシです。その名の通りの長い触角ですが、これはオスでしょう。
メスの触角はごく尋常な長さです。それよりも目立つのは太い前脚で、初めて見た時はこれは捕食性に違いないと思いました。
芒(のぎ)が邪魔になってうまく撮れませんが、メスの顔です。
* 2012.08.02・記事訂正 *
エノコログサの穂の棘は芒ではなく刺毛と呼ぶそうです。他のイネ科植物の芒とは構造的に出どころが違うんですね。sizenkansatu さんからご指摘をいただきました。ありがとうございました。
(2012.07.26・神戸市中央区)
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コメント
太い前脚は不思議ですね。何に使うんですかね?
雄だけ長い触角も不思議ですが、雌の顔写真を拝見して、触角の付く位置が口に近いので驚きました。
触角というより髭のような感じですね。
…おかげさまで、いつもたのしく見させてさせていただいています。
ところで、こまかくてすみませんが、エノコログサの場合は芒ではなくて刺毛ということになります。
( http://sizenkan.exblog.jp/14743951/ )
投稿: sizenkansatu | 2012年8月 2日 (木) 05時49分
sizenkansatuさん、はじめまして。と言っても、ブログはいつも拝見しています。
言われてみれば、ずいぶん口に近いところから触角が出ていますね。ちょっとユーモラスな表情に見えるのはそのせいでしょうか。虫の顔はそれぞれ個性的で面白いです。
エノコログサの棘は「芒」ではないんですね。初めて知りました。植物音痴が出てしまいました。ご指摘ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2012年8月 2日 (木) 06時56分