ヨコヅナサシガメとキノカワガ
ヨコヅナサシガメの幼虫が樹皮に口吻を伸ばして何をしているのかな、と思ってよく見ると口吻の先は樹皮ならぬキノカワガでした。その名に恥じぬ見事な化けっぷりす。
それにしてもこれはどういう状況なのか、双方とも全く動きません。
サシガメの口吻は蛾の翅に突き刺さっているように見えますが、試しに蛾を突付いてみると即座に飛んで逃げてしまいました。蛾の翅は厚くてサシガメの口吻を徹さないのか、また蛾はなぜさっさと逃げないのか、あるいはサシガメに気付いていないのか、色々疑問が生まれます。
実は以前にもこれと全く同じ状況を見たことがあって、その時も蛾に触れると元気に飛んで行ってしまいました。今回干渉せずに経過を見守っていれば良かったのかも知れませんが、それにはかなりの時間がかかりそうです。
(2012.09.25・明石公園)
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コメント
お気に入りにいれて、いつもブログ拝見しています。珍しいミクロの世界の写真に感動させられています。
それしても、シャープな超拡大写真に驚いています。どのような機材を使われているのですか?もし差し支えなければ教えてください。
私はキヤノンの65ミリマクロにリングストロボをつけて撮っていますが、こんなにシャープには撮れないです。
投稿: 天道虫 | 2012年9月29日 (土) 08時30分
天道虫さん、こんばんは。
ご覧いただきありがとうございます。
旧製品なのであまり参考にならないと思いますが、私が等倍以上の撮影に使っている機材は次の記事で紹介しています。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-d97e.html
現在はボディーがD300で、より高倍率の必要なときは20mmF2マクロも使います。
キャノンの65mmマクロは使ったことがありませんが、あまりシャープに撮れないとすれば、もしかして絞り過ぎているということはありませんか?焦点距離もレンズ構成も違うので一律に比較は出来ませんが、私の場合38㎜マクロで×3~×5でF8、×5~×6でF5.6位で使っています。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月29日 (土) 20時04分