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道端を飛び回っていたスキバツリアブです。時々砂地に着地してはお尻を砂に埋めるような、擦りつけるような動作をします。こんな様子を初めて見た時はてっきり産卵だと思ったのですが、これは産卵ではなく、メスが腹端にある「砂室」という部分に砂粒を取り込むための行動なんだそうです。卵をその砂粒でカムフラージュして寄主のハチの巣に産み付けるということです。(2012.08.24・学が丘北公園)
2012年9月 1日 (土) 双翅目 | 固定リンク
うーん、なんというスゴイことをするんでしょう、それを観察して記録した人もスゴイ。 これはどなたの観察記録に基づいてるのでしょうか? 岩田久仁雄さんだったかなぁ、と探してみたのですが見つけられませんでした。
投稿: ezo-aphid | 2012年9月 1日 (土) 17時44分
ezo-aphidさん、こんばんは。 いくつかのサイトからの拾い読みを受け売りしただけなので、出処がどこにあるのか私も知りません。こんなことを調べ上げた人がいるというのは確かに驚異ですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 1日 (土) 20時39分
ありがとうございます。ファーブル昆虫記にもツリアブの生態が載ってるそうですが・・・。 岩田久二雄「自然観察者の手記」:416-423、にコウヤツリアブの幼虫についての観察がありましたが、成虫についてはあまり述べられてません。卵のサイズは0.2mm径・0.5mm長とかなり小さく、1雌は2000個以上産卵するようです(1対の雌雄が生育すれば現状の個体群維持になるので、死亡率99.9%あたりが正常値!!)。先生にも、産卵場所と幼虫の侵入方法は謎のままでしたし、砂室に関する記述もありませんでした。 次の報文にビロウドツリアブの接地行動について述べられてるそうです。1)日当たりの良い乾いたところに降りて、おしりを地面につけて卵を砂まぶしにする、2)草丈の低い草地(地面は湿っている)でふわふわと飛びながら、地面には降りずに尾端だけ接地する(産卵行動?)。・・・・・・砂室の砂のサイズはどのくらいなんでしょうねー。 紺野 剛(2005) ツリアブ科ノート ビロウドツリアブの観察-特に雌の尾端の接触行動について- はなあぶ(20)58-61、(双翅目談話会誌)。
投稿: ezo-aphid | 2012年9月 1日 (土) 23時06分
ezo-aphidさん、お調べいただいてありがとうございます。 生存率千分の一とは・・・。ファーブルの調べたツチハンミョウなんかと同じく生き残った奴はただ幸運だったとしか言いようのない世界なんでしょうね。 ビロウドツリアブはスキバよりもお馴染みのはずなのに同様の行動は見たことがありませんでしたが、あらためて検索するとその場面を捉えた画像や動画がいくつか出てきました。 Aclerisさんの2011.09.23の記事に、スキバツリアブ♀腹端部の拡大画像とともに砂室に取り込んだ砂粒の写真がありました。0.2mm以下の細かい粒なんですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 2日 (日) 07時05分
ありがとうございます。Aclerisさんが撮られた砂粒が(想像・妄想?するうえで)大変参考になりました。 これは卵にまぶすにしては大きすぎると思うので、(湿った黒っぽい土の上に)ばらまかれた白色卵を目立たなくさせるものだと思います。土は、ドロバチやツツハナバチなどが巣作りに用いる壁材として持ち込まれるのではないかと・・・・。これがホントかどうかは、「砂室を持つ寄生者ー巣材に泥を用いる寄主」の関係を調べあげないと判りませんが(この点はほとんど無知です)。
ところで、「自然観察者の手記」には、コウヤツリアブの蛹重に大きな差があることが記されていました。成虫が羽化した蛹は、寄主がオオハキリバチの際は109~262mg、小型の寄主ではとても軽くなり29mgや10mgという例まであったそうです。体重の三乗根がたぶん体長に比例するだろうと求めてみると、262の根は6.4で、10の根は2.2くらいでした。つまり大型個体は、小型個体の3倍くらいの体長という計算になります。ツノヤセバチの2倍も画像で見ると驚異的ですが・・・・・。しかし、これらの小型個体は、子孫を残すうえで役に立ってるのでしょうかねぇ。
投稿: ezo-aphid | 2012年9月 2日 (日) 18時00分
こんばんは。 この時期、私も同じ様な光景を目にします。近づくと飛んで行ってしまって撮影は出来ませんでしたが。以前、ビロウドツリアブを追いかけ回していた時に岩肌に着いた砂をお尻で何度もこすっていた謎がようやく解けました。
投稿: BABA | 2012年9月 2日 (日) 21時36分
ezo-aphidさん、こんばんは。 このアブの卵もコウヤツリアブと同じくらいの大きさだとすれば、それに「まぶす」にはAclerisさんの撮られた砂粒は確かに大きすぎるように見えます。また一緒にばらまいて本物の卵を目立たなくさせるために用いるのだとしても卵の何倍もの量の砂粒が必要になるでしょう。千粒単位の数の卵を産下するのだとすれば、これも大変なことになるように思います。実は産卵には関係がない、という可能性はないんでしょうかね。何が正解か分かりませんが、いろいろ想像するだけでも楽しいですね。 コウヤツリアブの蛹の話、体重差26倍とはすごいですね。これだけの差があってもすべての個体に子孫を残せる可能性があるとすれば驚きです。ただ大きさの違いが寄主によるものとすれば遺伝はしないでしょうから、正しい寄主に産卵することが出来さえすればどのメスにも子孫をのこすチャンスはあるということでしょうね。もちろん、無事産卵に成功する以前に体が小さいことによる不利益がいろいろあるのかもしれませんが・・・。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 2日 (日) 21時57分
BABAさん、こんばんは。 写真の個体もすぐに飛び去ってしまって3枚くらいしか撮れなかったのですが、ツリアブの仲間はせわしなく飛び回るものが多く撮りにくいものの一つですね。 普段撮っている虫がどちらかというと小型で不活発なものが多いので、こんな奴に出くわすとちょっと焦ります。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 2日 (日) 22時06分
今ころになって・・・・ですが、ハンマーさんの貴重な記事(ご存じだったかも)を掘りだしましたのでお知らせです。 2008年8月に、ハンマーさんは3回に分けて「ヤマシロツリアブ」の産卵状況を撮られています。初めは寄主・産卵者ともに不明ですが、徐々に産卵者は明らかになりました。動画には、雌が朽木あたりをホバリングしながら、一瞬尾端をつける動作で1卵を産みつけています。驚きは、最初の画像にある産みつけられた卵の状況です。 たくさんの数が朽木表面で目立ち、保護色になっていません。この場合、表面は(たぶん)砂粒ではなく、地衣類の破片のように見えます。接着程度はべったりしていないようです。卵のコーティングが何の役に立つのか、地衣類破片はどのように得るのか、砂粒との使い分けはあるのか、謎は深まるばかりです。 ツリアブの種類によって寄主(の生息場所)は違うでしょうから、両者の関係とコーティング材料を知りたいですね。
投稿: ezo-aphid | 2014年9月13日 (土) 19時22分
ezo-aphidさん、こんばんは。 ハンマーさんの記事はすべて目を通していたはずなんですが、これは全く憶えていませんでした。 この動画のようなツリアブの行動は私も見たことがありましたが、適当な寄主の巣穴を物色しているか、あるいは侵入の機会を窺っているのだろうと思っていて、これで産卵が完了しているとは全く気がつきませんでした。 卵をコーティングするという習性はほんとに不思議です。寄主の目を逃れるため(人間の目には目立ちますが・・・)?、あるいは卵寄生バチの産卵を防ぐため?、卵殻の強度を補うため?・・・。また寄主の生息場所とコーティング材料の関係という発想も面白いですね。どなたか研究している方があるんでしょうか。
投稿: おちゃたてむし | 2014年9月13日 (土) 22時41分
話題におつきあい下さり、ありがとうございます。 「コーティング材料の地衣類破片」はハンマーさんが指摘していたもので、2009年2月21日にメモってありました。ヤマシロは、コマダラウスバカゲロウのいるような岩場にも来ているんでしょうか。 「田中川さん」はツリアブ類に関心が高いようで、国内産20種ほどの半数近くを砂地周辺で撮っています。尾端をつけてる砂粒が明らかに大きすぎる例もあります。スキバといわれてる種も、実は複数種の混合のようだったり、分類にも難しい点がありそうです。 ツリアブのなかには、アリジゴクやクモバチ(ショウブヨトウ幼虫の例も)に体内寄生?する種もいるようなので、このような「ハチの営巣を狙わない」種の産卵方法も知りたいものです。
投稿: ezo-aphid | 2014年9月14日 (日) 06時39分
ezo-aphidさん、こんばんは。 地衣類の繁茂しているような岩場や木の幹にツリアブ類が来ているのを見た記憶はありません。でも多分そんな場所で採集しているんでしょうね。今ふと思ったのですが、ヤマシロツリアブにも砂室に相当する器官があるんでしょうか。 「田中川の生き物調査隊」を見ると、やはり砂地に関係のある種が多いんですね。白い毛を生やしたスキバツリアブ類似種は私も撮っていますが、未記載種だとは思いませんでした。 卵を砂や地衣類で覆うというのはかなり特殊な行動ですから、現在そのような習性を持っている種はおそらく同じ一つの種から分化したのだろうと思いますが、寄主や産卵法の変化につれてコーティングの役割も多様化しているのではないかという気もします。 こんな習性が体内寄生をする種にまで見られるとすれば面白いでしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2014年9月14日 (日) 20時30分
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うーん、なんというスゴイことをするんでしょう、それを観察して記録した人もスゴイ。
これはどなたの観察記録に基づいてるのでしょうか? 岩田久仁雄さんだったかなぁ、と探してみたのですが見つけられませんでした。
投稿: ezo-aphid | 2012年9月 1日 (土) 17時44分
ezo-aphidさん、こんばんは。
いくつかのサイトからの拾い読みを受け売りしただけなので、出処がどこにあるのか私も知りません。こんなことを調べ上げた人がいるというのは確かに驚異ですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 1日 (土) 20時39分
ありがとうございます。ファーブル昆虫記にもツリアブの生態が載ってるそうですが・・・。
岩田久二雄「自然観察者の手記」:416-423、にコウヤツリアブの幼虫についての観察がありましたが、成虫についてはあまり述べられてません。卵のサイズは0.2mm径・0.5mm長とかなり小さく、1雌は2000個以上産卵するようです(1対の雌雄が生育すれば現状の個体群維持になるので、死亡率99.9%あたりが正常値!!)。先生にも、産卵場所と幼虫の侵入方法は謎のままでしたし、砂室に関する記述もありませんでした。
次の報文にビロウドツリアブの接地行動について述べられてるそうです。1)日当たりの良い乾いたところに降りて、おしりを地面につけて卵を砂まぶしにする、2)草丈の低い草地(地面は湿っている)でふわふわと飛びながら、地面には降りずに尾端だけ接地する(産卵行動?)。・・・・・・砂室の砂のサイズはどのくらいなんでしょうねー。
紺野 剛(2005) ツリアブ科ノート ビロウドツリアブの観察-特に雌の尾端の接触行動について- はなあぶ(20)58-61、(双翅目談話会誌)。
投稿: ezo-aphid | 2012年9月 1日 (土) 23時06分
ezo-aphidさん、お調べいただいてありがとうございます。
生存率千分の一とは・・・。ファーブルの調べたツチハンミョウなんかと同じく生き残った奴はただ幸運だったとしか言いようのない世界なんでしょうね。
ビロウドツリアブはスキバよりもお馴染みのはずなのに同様の行動は見たことがありませんでしたが、あらためて検索するとその場面を捉えた画像や動画がいくつか出てきました。
Aclerisさんの2011.09.23の記事に、スキバツリアブ♀腹端部の拡大画像とともに砂室に取り込んだ砂粒の写真がありました。0.2mm以下の細かい粒なんですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 2日 (日) 07時05分
ありがとうございます。Aclerisさんが撮られた砂粒が(想像・妄想?するうえで)大変参考になりました。
これは卵にまぶすにしては大きすぎると思うので、(湿った黒っぽい土の上に)ばらまかれた白色卵を目立たなくさせるものだと思います。土は、ドロバチやツツハナバチなどが巣作りに用いる壁材として持ち込まれるのではないかと・・・・。これがホントかどうかは、「砂室を持つ寄生者ー巣材に泥を用いる寄主」の関係を調べあげないと判りませんが(この点はほとんど無知です)。
ところで、「自然観察者の手記」には、コウヤツリアブの蛹重に大きな差があることが記されていました。成虫が羽化した蛹は、寄主がオオハキリバチの際は109~262mg、小型の寄主ではとても軽くなり29mgや10mgという例まであったそうです。体重の三乗根がたぶん体長に比例するだろうと求めてみると、262の根は6.4で、10の根は2.2くらいでした。つまり大型個体は、小型個体の3倍くらいの体長という計算になります。ツノヤセバチの2倍も画像で見ると驚異的ですが・・・・・。しかし、これらの小型個体は、子孫を残すうえで役に立ってるのでしょうかねぇ。
投稿: ezo-aphid | 2012年9月 2日 (日) 18時00分
こんばんは。
この時期、私も同じ様な光景を目にします。近づくと飛んで行ってしまって撮影は出来ませんでしたが。以前、ビロウドツリアブを追いかけ回していた時に岩肌に着いた砂をお尻で何度もこすっていた謎がようやく解けました。
投稿: BABA | 2012年9月 2日 (日) 21時36分
ezo-aphidさん、こんばんは。
このアブの卵もコウヤツリアブと同じくらいの大きさだとすれば、それに「まぶす」にはAclerisさんの撮られた砂粒は確かに大きすぎるように見えます。また一緒にばらまいて本物の卵を目立たなくさせるために用いるのだとしても卵の何倍もの量の砂粒が必要になるでしょう。千粒単位の数の卵を産下するのだとすれば、これも大変なことになるように思います。実は産卵には関係がない、という可能性はないんでしょうかね。何が正解か分かりませんが、いろいろ想像するだけでも楽しいですね。
コウヤツリアブの蛹の話、体重差26倍とはすごいですね。これだけの差があってもすべての個体に子孫を残せる可能性があるとすれば驚きです。ただ大きさの違いが寄主によるものとすれば遺伝はしないでしょうから、正しい寄主に産卵することが出来さえすればどのメスにも子孫をのこすチャンスはあるということでしょうね。もちろん、無事産卵に成功する以前に体が小さいことによる不利益がいろいろあるのかもしれませんが・・・。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 2日 (日) 21時57分
BABAさん、こんばんは。
写真の個体もすぐに飛び去ってしまって3枚くらいしか撮れなかったのですが、ツリアブの仲間はせわしなく飛び回るものが多く撮りにくいものの一つですね。
普段撮っている虫がどちらかというと小型で不活発なものが多いので、こんな奴に出くわすとちょっと焦ります。
投稿: おちゃたてむし | 2012年9月 2日 (日) 22時06分
今ころになって・・・・ですが、ハンマーさんの貴重な記事(ご存じだったかも)を掘りだしましたのでお知らせです。
2008年8月に、ハンマーさんは3回に分けて「ヤマシロツリアブ」の産卵状況を撮られています。初めは寄主・産卵者ともに不明ですが、徐々に産卵者は明らかになりました。動画には、雌が朽木あたりをホバリングしながら、一瞬尾端をつける動作で1卵を産みつけています。驚きは、最初の画像にある産みつけられた卵の状況です。
たくさんの数が朽木表面で目立ち、保護色になっていません。この場合、表面は(たぶん)砂粒ではなく、地衣類の破片のように見えます。接着程度はべったりしていないようです。卵のコーティングが何の役に立つのか、地衣類破片はどのように得るのか、砂粒との使い分けはあるのか、謎は深まるばかりです。
ツリアブの種類によって寄主(の生息場所)は違うでしょうから、両者の関係とコーティング材料を知りたいですね。
投稿: ezo-aphid | 2014年9月13日 (土) 19時22分
ezo-aphidさん、こんばんは。
ハンマーさんの記事はすべて目を通していたはずなんですが、これは全く憶えていませんでした。
この動画のようなツリアブの行動は私も見たことがありましたが、適当な寄主の巣穴を物色しているか、あるいは侵入の機会を窺っているのだろうと思っていて、これで産卵が完了しているとは全く気がつきませんでした。
卵をコーティングするという習性はほんとに不思議です。寄主の目を逃れるため(人間の目には目立ちますが・・・)?、あるいは卵寄生バチの産卵を防ぐため?、卵殻の強度を補うため?・・・。また寄主の生息場所とコーティング材料の関係という発想も面白いですね。どなたか研究している方があるんでしょうか。
投稿: おちゃたてむし | 2014年9月13日 (土) 22時41分
話題におつきあい下さり、ありがとうございます。
「コーティング材料の地衣類破片」はハンマーさんが指摘していたもので、2009年2月21日にメモってありました。ヤマシロは、コマダラウスバカゲロウのいるような岩場にも来ているんでしょうか。
「田中川さん」はツリアブ類に関心が高いようで、国内産20種ほどの半数近くを砂地周辺で撮っています。尾端をつけてる砂粒が明らかに大きすぎる例もあります。スキバといわれてる種も、実は複数種の混合のようだったり、分類にも難しい点がありそうです。
ツリアブのなかには、アリジゴクやクモバチ(ショウブヨトウ幼虫の例も)に体内寄生?する種もいるようなので、このような「ハチの営巣を狙わない」種の産卵方法も知りたいものです。
投稿: ezo-aphid | 2014年9月14日 (日) 06時39分
ezo-aphidさん、こんばんは。
地衣類の繁茂しているような岩場や木の幹にツリアブ類が来ているのを見た記憶はありません。でも多分そんな場所で採集しているんでしょうね。今ふと思ったのですが、ヤマシロツリアブにも砂室に相当する器官があるんでしょうか。
「田中川の生き物調査隊」を見ると、やはり砂地に関係のある種が多いんですね。白い毛を生やしたスキバツリアブ類似種は私も撮っていますが、未記載種だとは思いませんでした。
卵を砂や地衣類で覆うというのはかなり特殊な行動ですから、現在そのような習性を持っている種はおそらく同じ一つの種から分化したのだろうと思いますが、寄主や産卵法の変化につれてコーティングの役割も多様化しているのではないかという気もします。
こんな習性が体内寄生をする種にまで見られるとすれば面白いでしょうね。
投稿: おちゃたてむし | 2014年9月14日 (日) 20時30分