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2012年10月 1日 (月)

ツノカメムシ科 Elasmostethus sp. の産卵

毎年9月頃になるとカクレミノの葉裏に産卵するのが見られるこのカメムシを私はアオモンツノカメムシだとずっと思っていたのですが、どうやら同じ Elasmostethus 属の別種だったようです。(詳しくはこちらの記事への ezo-aphid さんからのコメントをご覧下さい。)

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ezo-aphid さんに教えていただいた論文には
Elasmostethus 属8種の雌雄尾端の図が出ているので、一度実物と見比べてみたいと考えているのですが、この日見たのは産卵中のメスだけだったので捕まえるのはちょっと憚られました。もうしばらくしてカクレミノの実が熟してくれば沢山の成・幼虫が集まって来るので、その時まで待った方が良さそうです。この日は産卵時期も終わりに近かったようで、すでに幼虫が孵化した卵塊をたくさん見かけました。

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腹端から卵が出てくる様子です。円いハッチのようなものが開いて卵が押し出されてくるように見えます。

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卵がゼリー状の接着剤のようなもので葉面に付着すると、引き続きその卵をトントン叩くように後脚の附節を忙しく動かしています。これで位置や角度を微調整しているんでしょう。

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数時間後の帰り道に同じ葉を覗いてみるとすでに母カメムシの姿はなく、計37個の卵が整然と並んでいました。

(2012.09.25・明石公園)


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