コナカゲロウの一種の幼虫とヤノイスアブラムシ
* 2012.10.24・タイトル修正 *
アブラムシの方は青木重幸さんから、まず間違いなくヤノイスアブラムシ、とのコメントをいただいたので、タイトルの「?」を外しておきます。また和名表記がタイトルではヤノイスフシアブラムシ、記事の中ではヤノイスアブラムシとしていたのを、後者に統一しました。
コナカゲロウ類の幼虫は過去にも2度(2011.12.11と2012.03.04)これはまた別種のようで、体長1.2mmくらいとかなり小型です。6月にBABAさんが紹介されていたものと同種でしょう。何かを食べているようです。
しつこく撮影していると食事(?)を中止して立ち去ってしまいました。
後に残されたこの物体は最初コナジラミと考えましたが検索してもそれらしいものが出てきません。しかし次に出す黄色いヤノイスアブラムシの幼虫と同じ葉の裏で多数混在していたのでその線で探すと、Hepotaさんのブログでよく似たのが見つかりました(掲載時にも見ていたはずだったんですが・・・)。そこでは同じヤノイスアブラムシの無翅型の可能性が高いとされています。
左の個体で体長約0.5mm。食べられていた(?)のはこちらですが、一見無傷のようです。硬すぎて歯が立たなかったんでしょうか。
こちらはおなじみの黄色い幼虫です。体長約0.4mm。
やはりこっちの獲物の方が軟らかくて食べやすそうに見えます。
(2012.10.12・学が丘北公園)
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コメント
こんばんは、
私も、今日撮ってきましたが、おかげで調べる手間が省けてしまいました(^^;。
でも、前回のウラギンシジミのときと同じように、頭とお尻の方向を間違えて撮っていて、帰ってきて大きな画面で見て気が付きました。
一緒にいた黒いのは、私もコナジラミかなと思いましたが、アブラムシの仲間だったのですか。
投稿: そら | 2012年10月21日 (日) 16時26分
そらさん、こんばんは。
この類の幼虫を初めて撮った時は何の仲間なのか全く見当がつかなくて、とりあえず名無しで掲載したのですが、即座にコメントを頂いてコナカゲロウ類の幼虫と知った次第です。
黒い小さなのは完全にコナジラミと思い込んでいたのですがそれで探しても見つからず、黄色いアブラムシと入り混じっていたのでもしやと思ってアブラムシ名で検索すると運良くHepotaさんの画像に行き当たりました。変ったアブラムシがいるものですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年10月21日 (日) 20時25分
まず、まちがいなくヤノイスアブラムシNeothoracaphis yanonisです。我家のコナラの葉にもたくさんついています。黄色い幼虫は、この季節ですとイスノキに戻る有翅虫に発育するはずです。カチカチの無翅の成虫が、コナカゲロウの幼虫に襲われても大丈夫だったというのには驚きました。この仲間が捕食者に対してどのくらいタフなのか(寄生蜂にはひどくやられますが)、だれも調べてないようです。
投稿: 青木重幸 | 2012年10月24日 (水) 13時01分
青木重幸さん、こんばんは。
ご確認有難うございます。早速タイトルから?印を外しておきます。
それにしてもこの黄色いのと黒いのとが同種とは驚きました。いろんなアブラムシがいるもんですね。
黒い無翅成虫がこのままコナカゲロウの幼虫の攻撃に耐えられたのかどうか、もしかしたら撮影を始めたために敵が退散しただけなのかも知れません。でも見るからに頑丈そうな質感ですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年10月24日 (水) 20時20分