ナワシログミの星状毛
子供の頃親が買ってくれた顕微鏡に付いていたプレパラートセットの中に「グミの鱗毛」というのがありました。顕微鏡で覗くと赤紫色の花びらのようなものが見えましたが、自然状態でそれがどこにどんな具合についているのかを知ったのはずっと後、虫の写真を撮り始めてからのことです。と、いうような古い話を、先日BABAさんのブログでアカメガシワの星状毛が話題になったのを見て思い出しました。
で、折から深刻なネタ不足でもあり、早速仕事場近くの植え込みからナワシログミの葉を失敬してきて記事の足しにすることにしました。
古い葉では葉表の毛が落ちてしまっているので、表面に白い粉をまぶしたように見える枝先の小さな葉を採ってきました。これはその表側です。(以下、撮影倍率は同じです。)
同じく葉表を、やや斜め方向から。
葉の裏ではびっしりと重なり合うように密生しています。
(2012.11.23・神戸市中央区にて採取 CombineZPで深度合成)
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