マドチャタテ科の一種
全身こげ茶色の地味なチャタテムシです。昨年3月に撮影したPeripsocus 属と同じ場所で、また姿形もよく似ているので最初は同種かと思ったのですが、一回り小型(翅端まで約2.6mm)で、よく見ると翅の形や翅脈も違います。前回の記事にpsocodeaさんからいただいたコメントによればPeripsocus 属のほとんどの種がこんな感じの焦げ茶色一色の外観だということなので、ひょっとしたら同属別種なのかも知れません。
アラカシの幹に多数いたのですがカメラを近付けると逃げ回るので、写真はそれぞれ別個体です。
同じ場所にいたのでこれが同種の幼虫だと思います。大きい方で体長2.1mmくらいですが、ちょっと探した限りでは幼虫は他に見つからなかったので、ちょうど羽化のシーズンが終わる頃だったのかも知れません。
(2012.11.29・明石公園)
| 固定リンク
「チャタテムシ目」カテゴリの記事
- クロフチャタテ科 Aaroniella sp.(2019.07.02)
- クロフチャタテ科 Aaroniella sp.(2018.10.31)
- コナチャタテ科の一種(?Embidopsocus sp.)(2018.03.24)
- 卵塊に糸をかける?トビモンケチャタテ ?Valenzuela gonostigma(2017.07.05)
- ヨツモンホソチャタテ・翅脈異常?(2017.03.30)
コメント