ヒラタハネカクシ
葉の裏を覗き込みながら歩き回ってもほとんど収穫が無いので、足元に転がっていた朽木の樹皮を剥がしてみるとハネカクシがたくさん出てきました。同じ木から全部で4種類、今回はその中でも最も大きくて最初に名前の分かったヒラタハネカクシです。
見つけた時はこんな格好でしたが、ちゃんと生きていました。
ひっくり返しすとこんな姿です。ハネカクシの仲間としては随分長い触角を持っています。体長は大顎の先までで約5.1mmです。
カブトムシとクワガタを合わせたようなこの重武装はいったい何のためでしょうか。大顎はともかく額の角などは獲物を捕らえるには大して役立ちそうに見えませんが、これが雄だとすれば(多分そうだと思いますが)雌をめぐる闘争に必用なのかも知れません。
こちらは同じ木で見つけた別個体。最初の個体に比べて触角が短く、頭部もそれに付属する角や大顎も小ぶりで、体長もやや小さく約4.6mmです。最初のが雄でこちらが雌ではないかと思います。
2番目の個体の頭部です。最初のとはだぶ顔立ちが違います。
(2012.12.24・学が丘北公園)
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