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しばらく虫撮りに出かけていないので室内撮影が続きます。はじめタマバチ科だと思って捕まえてきたのですが、写真を見ると小楯板の形が違います。科の見当がつかない時にはいつも頼りにしている山岸先生の「寄生蜂の解説」に目を通せば、小楯板の特徴はヤドリタマバチ科Figitidaeに一致します。さらにネット画像を探せばよく似たものがたくさん出てきたので、これで合っていると思います。 (2012.12.04・神戸市中央区にて採集 ConbineZPで深度合成)
2012年12月12日 (水) 膜翅目 | 固定リンク
どうやらFigitidaeの中で、ヒメカゲロウなどに寄生する群(Anacharitinae)に属するようです。小楯板の先端があまり突出していませんが、Xyalaspis属なのかもしれません。国内からは X. atamiensis Ashmead という種(雌の体長2.8mm)が記録されていますが・・・・。
投稿: ezo-aphid | 2012年12月12日 (水) 18時24分
ezo-aphidさん、こんばんは。 お示しいただいた属名で検索すると南アフリカのサイトで2種ほど標本画像が出てきますが、翅脈などよく似ていますね。ヤドリタマバチ科をそれと認識したのは初めてなので、科名が合っていればひとまず安心です。「寄生蜂の解説」にも「稀」とありましたが、冬場のコバチ探しでもこれまで見ていなかったように思います。BABAさんの撮られていたCallaspidiaも一度見たいですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年12月12日 (水) 21時42分
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どうやらFigitidaeの中で、ヒメカゲロウなどに寄生する群(Anacharitinae)に属するようです。小楯板の先端があまり突出していませんが、Xyalaspis属なのかもしれません。国内からは X. atamiensis Ashmead という種(雌の体長2.8mm)が記録されていますが・・・・。
投稿: ezo-aphid | 2012年12月12日 (水) 18時24分
ezo-aphidさん、こんばんは。
お示しいただいた属名で検索すると南アフリカのサイトで2種ほど標本画像が出てきますが、翅脈などよく似ていますね。ヤドリタマバチ科をそれと認識したのは初めてなので、科名が合っていればひとまず安心です。「寄生蜂の解説」にも「稀」とありましたが、冬場のコバチ探しでもこれまで見ていなかったように思います。BABAさんの撮られていたCallaspidiaも一度見たいですね。
投稿: おちゃたてむし | 2012年12月12日 (水) 21時42分