ノミコバチ科のElasmus sp.の雌雄
この冬はノミコバチを見かけることが多いと思っていたら、ついに雄らしきものを見つけました。前の冬にBABAさんのブログで見たSympiesisの雄ほどではありませんが、枝分かれした立派な触角を持っています。ノミコバチの雌は腹部や脚に淡色の部分の多いよく見るタイプの他に、全身ほとんど真っ黒の個体も見ています。それらが同種かどうか分りませんが、この雄の体色は後者に近いようです。 体長は約1.4mmです。
同じ場所で雌も1匹見つけました。
上の雄よりひと回り大きく体長は2.2mmほどあります。全身暗色ですが、以前の黒色型とも少し色合いが違います。やはり体色変異の多い種なんでしょうか。
(2013.01.04・松陰新田)
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コメント
おはようございます。ノミコバチのオスも良いものを持っているんですね~。あまりというか全く見ないので雌にくらべ相当少ないのでしょうか。ニッポンオナガコバチの雄は今もかなりいるのと大違いですね。
投稿: BABA | 2013年1月15日 (火) 10時06分
BABAさん、おはようございます。
ノミコバチの雄もこんな触角を持っているとは知らなかったので驚きました。Sympiesisの方にも早くお目にかかりたいですね。ニッポンオナガコバチの雄は毎冬年を越すとほとんど見かけなくなると感じていたのですが、今年は多いですね。これらの雄が暖かくなってから再度雌を見つけて交尾する機会があるのか、それとも単に運良く生き永らえているだけなのか、そこのところが気になります。
投稿: おちゃたてむし | 2013年1月16日 (水) 06時39分