ヒモムシ類の幼生
久しぶりのプランクトンはヒモムシ類のピリディウム幼生 Pilidium lava です。
ヒモムシは紐型動物門に属する動物で、たいがいはその名のとおりひも状の体をしていて、最大のものでは長さ30mに達するものもあるそうです。残念ながら私は成体を見たことがありませんが、この特徴のある形をした幼生はお馴染みです。
古い図鑑には帽型幼生という呼び名も出てきますが、確かにそんなふうにも見えます。
もっといろんな角度からの写真を並べたかったのですが、今回の個体は少し元気がなくてあまり色々なポーズをとってくれませんでした。もっとも、元気がありすぎると追いかけて視野に入れておくだけでも難しくなります。
どんなふうに動くのかは次の動画をご覧下さい。
(2013.02.01・西舞子海岸で採集)
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