コクサグモ?の幼体
空き地の真ん中に松の幼木がかたまって生えていて、そのほとんどの枝先でクモの棚網が白く光っていました。
すり鉢状の形が巣の足場として好適なんでしょう。
それぞれ一匹づつの子グモが陣取っています。
クサグモかコクサグモの幼体だと思いますがそのどちらかがはっきりしません。どこで見分けるんだろうと思って探しているとHepotaさんの「小虫板」で両種の幼体の見分け方について議論されている記事が見つかりました。
そちらでも確定的な結論は出ていませんが、両種は頭胸部と腹部の配色に違いがあるようです。フッカーSさんは出嚢後ある程度時間が経ったもので比較すると腹部が黒くなっているのがクサグモで、どちらの部分も 赤いのがコクサグモではないかと推測されています。
ということでここではとりあえずコクサグモとしておきますが、数ヵ月後に同じ場所で確認すればはっきりはずです。ちなみにコクサグモの成体はこちらに出しています。
(2013.03.24・松陰新田)
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コメント
こんばんわ。
色的にとってもビミョーな個体ですね。齢にもよると思いますが、この画像の個体はどっちともとれるくらい紛らわしいと思います。個人的には、いままで見てきた両種の幼体の雰囲気と重ねると、どちらかというとクサグモの方に思えます(コクサグモは腹部の赤みが頭胸部より明るい傾向があるし、脚の色がもう少し透明度があってうっすら縞模様が見える気がする。色は表現するのがちょっと難しいのですが、同じ「赤」でもクサグモはオレンジ味が強い光沢の鈍い赤色なのに対して、コクサグモはちょっと光沢感があって赤黒い飴色・・・あくまで印象ですが)が、成体になるのを待って確認した方が確実ですので、とりあえずは参考までということで聞き流しておいてください(笑)。
投稿: フッカーS | 2013年3月31日 (日) 00時11分
フッカーSさん、おはようございます。
ご検討ありがとうございます。
ほんとに微妙なんですね。どこにでもいる種なのに幼体を意識して見たことがこれまで無かったものですから、こんな時に比較することができなくて困ります。
時々は出かける場所なので成体になった頃に忘れないように見届けて、あらためてご報告いたします。
投稿: おちゃたてむし | 2013年3月31日 (日) 06時32分