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2013年4月 2日 (火)

ウメマツアリ(改題)

* 2013.04.02・記事とタイトル訂正及び画像追加 *

ariさんからご指摘をいただき、トビイロシワアリだと思っていたのはウメマツアリの間違いだと分かりました。記事とタイトルを訂正しました。 

ついでに、はじめ見落としていた画像を1枚、記事の最後に追加しました。
撮影中には気付かなかったのですが、働きアリや雄の羽アリに混じって女王らしき個体が写っています。残念ながら画面の隅っこに写った写真が1枚きりなので分かりにくいのですが、働きアリより大きくて胸部に羽がついていたように見える瘤が見えます。
これがウメマツアリの女王かと思ったのですが、調べてみるとウメマツアリの巣にはヤドリウメマツアリという社会寄生種のアリが暮らしていることがあって、その雌アリはウメマツアリの雌によく似ているそうです。
日本産アリ類画像データベースの説明によれば、ウメマツアリの雌とは後
腹柄節が平滑で光沢を有すること、背方から見て頭部の幅が胸部の幅よりも明らかに大きいこと、体のサイズが小さいことで区別されるということです
追加
画像は姿勢が悪くて頭部と胸部の幅はよく比較できませんが、 腹柄節には多数の皺が見えて平滑とは言えないようです。ということで、これはやはりウメマツアリの女王ということになるでしょうか。

* 同日追記 *

 ariさんから追加画像の個体はウメマツアリの女王に間違いないとのコメントをいただきました。ありがとうございました。

朽木の樹皮を剥がすとトビイロシワアリ ウメマツアリの集団が現れました。


_dsc0372

羽アリがたくさん混じっていますがすべて雄のようです。

_dsc3786

気温低いせいか動きは緩慢です。

_dsc3817
体長2.7mmくらいの働きアリ。

_dsc38342
雄と働きアリでは顔かたちも随分違いますね。幼虫はビニール袋みたいな質感です。

Photo

小さな幼虫を咥えて運ぶ働きアリです。

* 2013.034.02・追加画像 *

_dsc37802
画面左端に辛うじて写っているのが問題の雌アリです。

(2013.03.26・学が丘北公園)
  

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コメント

初めまして。
いつも美しい写真で、楽しく読ませて頂いています。
こちらのアリですが、トビイロシワアリではなくウメマツアリとなります。
倒木の樹皮の下や朽木で多く見つかるアリです。

投稿: ari | 2013年4月 2日 (火) 09時27分

ariさん、はじめまして。
トビイロシワアリだとばかり思い込んでいましたがウメマツアリでしたか。慌ててネット画像や以前自分で撮ったものと比較して確かに違うことを納得しました。早速記事とタイトルを訂正しておきます。
ご指摘ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2013年4月 2日 (火) 17時37分

追加の写真はウメマツアリの女王で間違いありません。
ヤドリウメマツアリの女王は、体の大きさがウメマツアリのワーカーと同じくらいで、色は若干明るいのですぐに分かるのです。
そしてヤドリウメマツアリは、ワーカーを作らずに、有翅の女王とオスだけを生産する完全に寄生に特殊化したアリです。

投稿: ari | 2013年4月 2日 (火) 19時21分

ariさん、こんばんは。
早速見ていただいてありがとうございます。
撮影時には気付いていなかったので偶然写りこんでいただけだったのですが、こんな写真でも正体が分かって幸運でした。
今度巣を見つけたときには寄生者が混じっていないか注意してみます。

投稿: おちゃたてむし | 2013年4月 2日 (火) 19時55分

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