アサヒナカワトンボ
ブログを始めて3年以上になりますがトンボが登場するのはこれでようやく4度目です。
この時期、六甲山系の谷川沿いでたくさん見られるトンボで、ニシカワトンボと憶えていたのですが念のためネットで調べると和名が変わっていました。このカワトンボ(Mnais)属の分類はしばらく前までいろいろ異説があって研究者によりまたまちだったのが、最近になってDNAの塩基配列の比較により2種にまとめられ、その後和名も変更されたということです。(実態はもう少し複雑なようです。)
と言うことで写真は以前ニシカワトンボと呼ばれていた種ですが現在はアサヒナカワトンボ(M.pruinosa)という和名に改められています。
腹部が細くて長いのが雄。何か捕えて食べています。
獲物はこの日たくさん飛んでいたカワゲラの一種のようです。
太くて短い腹部が雌。
最後に、仲良く並んだ雄と雌。
この種には同属の残りの一種であるニホンカワトンボ M.costalis とともに翅の色にいくつかのタイプがあって、2種を形態で区別するのは難しいということですが、青木典司著「神戸のトンボ」によれば翅の透明なタイプのオオカワトンボ(=ニホンカワトンボ)は神戸では見つかっていないそうです。
(2013.05.08・再度谷)
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コメント
こんにちは、
おちゃたてむしさんは、極小さい虫の世界を見せてくれるブログと言う、勝手な思い込みが出来てしまっているので、ここ数日は訪問して違和感があったりしてます(^^;。
この冬から、虫撮りに関しては比較的良い話があって、大した写真ではありませんがタマバチの産卵シーンを初めて撮りました。同時に、おちゃたてむしさんは、いつもこう言うのを接写されているんだと、改めて感心してしまいました(^^)。
虫の種類、本当に増えてきましたね!
投稿: そら | 2013年5月14日 (火) 12時40分
そらさん、こんばんは。
ある程度の大きさの虫となると私の虫探しの範囲ではすぐにネタ切れになってしまうので、どうしても圧倒的に種類の多い小さな奴が主になってしまうのですが、たまにはトンボや蝶も(撮れたとして)出さなくては格好がつかないような気もしています。
タマバチ類は形を見ればあまり特長のない似たりよったりの種が多いですが、結構いろんな植物や部位に産卵するものがいるので面白そうですね。そらさんの記事を楽しみにしています。
投稿: おちゃたてむし | 2013年5月14日 (火) 20時31分