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2013年5月20日 (月)

ハマダラヒロクチバエ

* 2013.05.20・追記 *

 ezo-aphid さんが原記載を調べて下さいました。それによると、下の2匹目の腹部に見える白斑はやはり雄の特徴だそうで、したがって1匹目は雌ということになります。生態は不明のようです。詳しくはコメントをお読み下さい。

谷川沿いの薄暗い林の中で木の幹にとまっていました。ヒロクチバエ科のハマダラヒロクチバエ Prosthiochaeta flavihirta だと思います。かなり大型で翅の模様にも特徴があるせいか種名で検索すると多数の画像が出てきますが、お馴染みのところではちょうど昨年の今頃、BABAさんそよかぜさんのブログにも登場しています。

_dsc1589

かなり高い位置だったので背伸びをしながら撮影しましたが、カメラを近付けるとじわりじわりと遠ざかってしまい、こんな写真しか残りませんでした。 そよかぜさんも記事で触れておられますが、ちょっとヨコヅナサシガメを思わせるような緩慢な動きです。体長は約11mm。腹端に僅かに見える突起は産卵管でしょうか。

_dsc18672
こちらは別個体。やはり
薄暗い場所のコンクリートの柵の上にいました。体長は8mmほどと最初の個体よりも小型で、腹端の突起も見えません。大きな違いは腹部背面の後の方に大きな半月型の白斑の見えることです

_dsc18692
画像を拡大してみると白斑は白い毛が密生して出来ているようにも見えますが、はっきりしません。こちらが雄だとすればこの白斑は雄だけの特徴なでしょうか。

_dsc8660b
2匹目の頭部です。ハエの口器は複雑怪奇ですね。

(2013.05.08・再度谷

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コメント

Prosthiochaeta を検索すると(Hara 1987)の原記載が見られます。それによると、雄には第5背板の前半中央部に「霜降りの網目模様」があり、頭部などには雌雄差がなさそうです。胸部の長さ(各15個体の測定値平均)は、雄が3.5mm(2.2-4.6mm)、雌が3.6mm(2.7-4.7mm)と、体長差は微妙です。
白斑を雄の特徴と推定されたのはあたりですね。なお、白斑は4節目に見えますが、第1・第2腹節は合着してるとのことです。興味シンシンの生態については、unknown とのみ1単語しか書いてありません。

投稿: ezo-aphid | 2013年5月20日 (月) 19時01分

ezo-aphidさん、こんばんは。
やはり2匹目が雄でしたか。たまたま見つけた2匹が雄と雌だったのは幸運でした。2匹とも薄暗い場所で見つけたことと独特の動きからなんとなく不気味な印象を受けましたが、生態は分かっていないとのこと、あまり人目に触れない場所で生きているんでしょうね。
早速お調べいただきありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2013年5月20日 (月) 20時28分

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