ヨツボシテントウの幼虫
アベマキの葉の裏でアブラムシに甘露を催促するアミメアリですが・・・。
そのアブラムシはすでに他人の獲物になっているようです。
アブラムシを捕えているのはこれまでにも2度(2010.07.04、2011.07.26)登場したヨツボシテントウの幼虫です。アリは目の前で起こっていることに全く気付かないかのように催促を続けていました。
ちょっと見えにくいのですが、アブラムシの脚の1本にかじりついているのが分かります。ヨツボシテントウの幼虫はこの脚からアブラムシの体液を吸っているようで、以前に一度だけ見た食事も同じ方法でした。新開孝さんによればこの幼虫は常にこの方法でアブラムシを食べるそうで、「すねかじり」と表現されていました。
アリがこの幼虫に全く関心を示さないのは不思議ですが、扁平な体つきとともにこの密やかな(?)食事方法もアリの注意を引かないために役立っているのではないかという気がします。ただし以前にもう少し成長した幼虫でアリがアブラムシに対するのと同じようにしきりに触角で触れているのを見たこともあります。
ヨツボシテントウ幼虫の体長は約1.6mmでまだ若齢でしょう。成虫はこちら(2011.06.13)に載せています。
(2013.07.17・明石公園)
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