ヒロズコガ科Eudarcia属の一種の幼虫
以前の記事に出して坂井さんにヒロズコガ科Eudarcia属と教えていただいたものと同じだと思いますが、幼虫が顔を出しているのを見たのは初めてです。東屋の鉄の支柱の上を歩いていました。
巣の長さは約7.5mmです。
引っくり返すと頭を引っ込めてしまいました。裏側は平らで、前後に巣口が見えます。
しばらくそっとしておくとそろそろと頭を出して様子を窺っています。どちらの口からも頭を出せるのはよく見るツヅミミノムシ(マダラマルハヒロズコガの幼虫)と同じですが、二枚貝のように同じ形の殻を合わせたようなマダラマルハの巣と違ってこちらは上下(裏表)がはっきり決まっています。
やがて器用に脚を引っ掛けて巣を元の姿勢に戻しました。
背中から長い毛が伸びています。狭い巣の中で暮らすのにこんな長い毛が必要なんでしょうかね。
(2013.08.02・再度谷)
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