ヒメキイロコウカアブ
林の中の地面近くで5、6匹の黄色いアブが飛び交っていました。
お互いに追いかけっこをしているように目まぐるしく飛び回り、たまに草の葉に降りても仲間が近くに来るとすぐまた飛び上がるのでじっくり撮影する間がありません。
その場ではキイロコウカアブ Ptecticus aurifer だと思っていたのですがどうにか撮れた数枚を調べてみると同じ属のヒメキイロコウカアブ P.sinchangensis のようです。
草の葉にとまって翅をしごいています。「京都府レッドデータブック」の説明には「キイロコウカアブに似るが小さく、後脛節と後ふ節の基節が黒いことで区別される。」とありますが、この個体は右後脚のふ節の先を失っているようです。
続いて顔のお化粧を。翅の下から雄の交尾器らしきものが見えます。
体長約12mmです。
真正面から撮りたかったのですが逃げられてしまいました。
(2013.07.23・松陰新田)
* 2013.08.02・追記 *
下の写真のキノコについてそよかぜさんから、「ベニタケ科ではなくオニイグチ科で、ベニイグチあたり」と教えていただきました。
先に引用した「京都府レッドデータブック」には「成虫はベニタケ属のキノコに集まり、幼虫もおそらくこれを食す」とありますが、数年前にこのアブがキノコの上にとまっているところを撮影していたのでついでに出しておきます。
この大きな赤いキノコがベニタケ属の一種なのかどうか私には判りませんが、やはり同種のアブが数匹周囲を飛び回っていました。
(2009.07.13・学が丘北公園)
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コメント
こんばんは
きのこは、ひだではなく、管孔が少し見えていますので、ベニタケ科のものではなく、オニイグチ科ですね。
ベニイグチあたりだと思います。
投稿: そよかぜ | 2013年8月 1日 (木) 21時34分
そよかぜさん、おはようございます。
そういうところで区別するんですね。ベニイグチで検索するとよく似た画像がたくさん出てきました。キノコは全く分からないので助かります。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2013年8月 2日 (金) 06時55分