ミカドジガバチ
アラカシの幹の根元近くの穴を出入りしているミカドジガバチがいました。
このブログでは一昨年(獲物運び)、昨年(巣穴の閉塞)と2度も登場しているハチですが、この日は巣穴の準備中だったようです。穴の奥に入って行ってしばらくジイジイと独特の羽音を響かせた後、木屑や小さな石ころを大顎にくわえて出てきては外に捨てるという作業を繰り返していました。
穴から出てくると10cmから20cmばかり後方に飛んで荷物を捨てるので、そこを狙って何度もシャッターを切るのですが、ピントもタイミングもなかなか合わせられません。
大きく開く大顎は大きな獲物を狩るためのものだと思っていましたがこんな仕事にも欠かせないようですね。
大顎と前脚で抱えていた土塊を捨てた瞬間です。
やがて巣穴の準備を終えて獲物探しに出かけるのかと思って見ていましたが、この物件には何か不都合でもあったのか、しばらく続けていた作業を中断し、同じアラカシの幹で別の穴や隙間の探索を始めたようでした。
(2013.08.25・明石公園)
| 固定リンク
「膜翅目」カテゴリの記事
- モチノキタネオナガコバチ(2019.07.27)
- ナガコバチ科の一種(?Metapelma sp.)(2019.07.23)
- ウスマルヒメバチ亜科の一種(Lissonota sp.)(2019.07.18)
- フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)(2019.07.12)
- アミメアリ(2019.07.04)
コメント