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2013年8月24日 (土)

カタビロコバチの一種の産卵

* 2013.08.25・追記 *

ハチが産卵している物体についてezo-aphidさんから、以前BABAさんのブログに登場したナラガシワの樹皮ゴールに似ているのではないかと教えていただきました。「クヌギエダコトガリタマフシ」というものと同類かもしれないということです。詳しくはezo-aphidさんのコメント、また上記BABAさんの記事及びコメントをご参照下さい。

頭上に伸びたアベマキの枯れ枝を眺めていると怪しげな動きをしている小さなハチが見つかりました。カタビロコバチ科のようです。

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何やら虫こぶのようなものを探っていましたが・・・。

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やがて産卵管を突き刺しました。

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産卵管はかなり深く入っていきましたが、枯れ枝の位置が高くてちょうど良いアングルが選べません。

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更に場所を変えて産卵管を当てていますが・・・。

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この時は産卵には至らなかったようで、この後ハチは離れて行ってしまいました。
以前の記事に出した、アベマキの葉裏にできた虫こぶに産卵していたカタビロコバチが今回の種に似ているように見えますが、そちらの方は体長2mm程なのに対して今回のは3mm強あり、また触覚の構造も違うので別種でしょう。


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ハチが産卵していた物体です。長さ4.5mmほどで、一端の膨れた形はちょっとヒラタアブの蛹に似ていますが表面の質感が違うようです。やはり虫こぶではないかと思うのですが枯れ枝に虫こぶというのも妙です。さて何でしょうか。

(2013.08.09・明石公園)

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コメント

こんばんわ。
BABAさんの処で、初めて見た際に(アブラバチのまゆと)間違えたナラガシワの樹皮ゴールと似てるような・・・・。
baba-insects.blogspot.jp/2012/09/blog-post_9991.html
あちらは新鮮なゴールでしたが、これはゴール形成後に枝枯れとなったもの(?)でしょうか。
その際にご紹介した、虫えい図鑑の「 C-075 クヌギエダコトガリタマフシ (直径1.5mm・長さ3mm弱と小型で、底部に1mm弱の細長い柄が木質部に届いている」というものがありますが、これと同類かもしれません。


投稿: ezo-aphid | 2013年8月24日 (土) 23時45分

ezo-aphidさん、おはようございます。
やはり虫こぶでしょうか。BABAさんの写真は覚えていたのですが色が違うのと、枯れ枝についているのが気になっていました。
この場所にはクヌギは少ないですがアベマキは多いので、同様のゴールがないか次の機会に注意して探してみます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2013年8月25日 (日) 07時02分

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