ナシグンバイを捕えたグンバイカスミカメ
3年前にも同じものを出していますが、サクラの葉裏でナシグンバイを捕えていたグンバイカスミカメです。
日本原色カメムシ図鑑の第2巻の解説によると、このカスミカメが「グンバイムシを捕食する際は、背面から襲いかかり、徐々にひっくり返して腹面側から体液を吸う」とあります。前回の記事では獲物はすでに裏返しになっていましたが、今回は図鑑の記述通りゆっくり裏返す過程が観察できました。
見たところグンバイカスミカメの口吻はナシグンバイの脚が葉面についている時から腹面側に差し込まれていて、裏返す前にすでに獲物は死んでいるか、動けなくなっているのではないかと思います。
おそろく幼虫もグンバイムシを捕食するのだろうと思いますが、まだ見たことがありません。成虫の方は肉眼でも見分けることが出来ますが、グンバイムシの幼虫の中からこいつの幼虫を見つけ出すには虫眼鏡が必要でしょう。
(2013.08.09・明石公園)
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