マルカメムシの卵に産卵するトビコバチの一種(?Ooencyrtus nezarae)
クズの葉裏でマルカメムシの卵に産卵していたトビコバチの一種です。
6月にBABAさんのブログで紹介された、やはりマルカメムシ卵に産卵していたものとよく似ていて、同じ種のように見えます。BABAさんはカメムシタマゴトビコバチ Ooencyrtus nezarae の線が濃いのではないかと推測されていますが、北隆館の大図鑑の図を見た限りでは体色や脚の色分けなどよく一致ようです。
また昨年同じ場所で正体不明の大型卵に産卵するのを見たトビコバチも今回のものと同種ではないかと思っています。
同じ卵塊の上でどちらも雌と思われる2匹が喧嘩もせずに仲良く産卵場所を探していました。
触覚で卵を叩きながら歩き回ります。体長約0.7mm、細部を写すにはちょっと苦しい大きさです。
時々立ち止まっては卵にお尻をあててみるという動作を何度も繰り返していましたが、一度場所を決めて産卵を始めるとかなり長い間その姿勢を保っていました。
こちらでは卵の後端付近に産卵しています。産卵管を突き刺すのに特に決まった部位はないのでしょう。
(2013.08.29・明石公園)
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