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2013年10月 3日 (木)

オニグルミトゲアブラムシ

オニグルミで見つけた虫の3番手はアブラムシです。
多くのアブラムシのようにかたまらず、葉の裏に一匹づつ疎らに散らばっていました。調べてみるとオニグルミトゲアブラムシ Dasyaphis rhusae のようで、やはりオニグルミ専門のアブラムシだそうです。
従来日本産トゲアブラムシ Dasyaphis属としてはこの種だけが知られていたのが、最近になって
もう一種オニグルミミドリトゲアブラムシ D.mirabilis が確認されたそうです。しかし前者が黄白色の体色でオニグルミの葉裏に寄生するのに対して後者は体色が黄緑色ないし濃緑色でオニグルミの葉の表面に寄生するということなので、今回撮影した種はD.rhusaeとして問題なさそうです。

Photo_2
アブラムシとしてもかなり小さい方で、左上の幼虫らしき個体で体長約0.8mm、右下の成虫らしきものが1.2mmくらいです。

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これはどういう状態なんでしょう。背中にたくさんの指状突起を生やした成虫らしき個体のお腹の下に小さな幼虫がくっついて脚を動かしています。

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出産か?と思ったのですがこれまでに見たアブラムシの出産風景とはだいぶ様子が違います。

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幼虫が母虫?から離れていきます。

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着地して歩き始めました。

_dsc11622
出産にしては母虫に対して幼虫が大きすぎるようにも思えます。どうもはっきりしないので他にも同様の光景が見られないかと探してみたのですが見つからず、結局よく分からず終いでした。

 

(2013.10.01・森林植物園)

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コメント

このアブラムシはオニグルミでよく見かけるものですが、国内に2種類いることは2008年に再確認されたものなんですね。しかも、秋には未知の植物に移住して越冬するとは! いったい何に行くんでしょうねー。

投稿: ezo-aphid | 2013年10月 4日 (金) 08時16分

近所のオニグルミ葉を持ちかえってビノキュラで観察したら、たしかに裏面の黄色いトゲアブラムシはほとんどが有翅幼虫でした。驚いたことに、葉表にも葉脈状に数頭のミドリトゲアブラムシもいました。もっとよく探さなくちゃ。

投稿: ezo-aphid | 2013年10月 4日 (金) 20時47分

ezo-aphidさん、こんばんは。
いつもうろついている街中の公園にはオニグルミの木はないので、今回この木で見つけた虫は初見のものばかりです。
この時撮影した中には有翅幼虫らしきものは見当たりませんが、やはりそちらとは季節の進み具合が違うんでしょうね。葉表のアブラムシには全く気がつきませんでしたが、いつも裏ばかり探しているのでいたとしても見逃したんでしょう。次の機会には表にも注意しておきます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2013年10月 4日 (金) 21時01分

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