クロスズメバチ
4年前のちょうど今頃撮った写真です。
自宅から歩いて10分ほどの、住宅地を抜ける歩道わきの法面に松の切り株が並んでいて、その一つの根元に開いた穴からクロスズメバチが盛んに出入りしていました。見ていると収穫物を抱えたハチが次々と帰ってくる一方、巣穴から出てくるハチの多くは土塊を運び出しています。子育ても巣の拡張工事も今がたけなわというところでしょう。早速その場にしゃがみこんで、巣を出入りするハチを撮り始めました。
その日のうちに数百カット撮影して帰ったのですが、パソコンで確認するとハチがほとんどブレています。もともと光量の小さいカメラ内蔵ストロボを使ったので閃光時間が長くなってしまったようです。2日後に時間が出来たのでクリップオンストロボと小型三脚を持参して再挑戦。感度も上げてなるだけストロボ光量を落としたおかげで何とかあまりブレていない写真を撮ることができました。しかしハチの動きは早く、しかも進入コースにもかなり幅があるので撮影倍率を上げることが出来ず、下の写真はすべてかなりトリミングしています。
これは巣内で死んだ仲間を巣外に捨てるために運び出してきたんでしょう。
さまざまな収穫物。ほとんど原型が分かりませんが、左下のは小型の芋虫を噛み潰さずにそのまま咥えてきたようです。
(2009.10.21,23・明石市松ヶ丘)
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コメント
自然の摂理とはいえ、クロスズメバチたちが意思を持って行動してるような、変に感動しました。
投稿: ハル | 2013年10月24日 (木) 21時10分
ハルさんおはようございます。
人間とは形が違うでしょうが、ある種の意思は持っているんだろうと思います。
たまにスズメバチに追いかけられたりすると特にそれを感じますね。
投稿: おちゃたてむし | 2013年10月25日 (金) 08時41分