« キバチの一種 | トップページ | キイロテントウ »

2013年10月 9日 (水)

トウキョウカマガタアブラムシ(Yamatocallis tokyoensis)(改題)

* 2013.10.10・追記とタイトル変更 *

ezo-aphidさんからいただいたコメントによれば、このアブラムシはやはりトウキョウカマガタアブラムシに間違いないようです。アブラムシの有翅4齢幼虫は寄主以外の植物上でもよく見られるそうで、また草本のアブラムシでは移動中の有翅虫が寄主確認のため“試し吸い”をするので、下の写真でアジサイの葉から吸汁しているのもそれに類した行動ではないかということです。当初「カマガタアブラムシ属の一種?」としていたタイトルを変更して種名を入れておきます。

アジサイの葉の裏にぶら下がるような姿勢でとまっていたアブラムシです。2匹いたのですが葉をつまんで撮っているうちにどちらも逃げて行ってしまいました。

_dsc73382
ピンボケでお恥ずかしい写真ですが、2匹ともかたわらに脱皮殻が見えていて、この場所で羽化したものと思われます。

_dsc0759
いつもの「アブラムシ入門図鑑」を見ればトウキョウカマガタアブラムシとしてそっくりな写真が出ていますが、この種は周年イロハモミジで生活するとあります。下の写真を撮った場所の周りにはカエデ類も多いのでアジサイにいたのは偶然とも考えられますが、口元をよく見れば口吻を葉に突き刺して明らかに吸汁しているようですし、羽化殻が残っていることも考えれば偶然とは思えません。「トウキョウ」がカエデ類以外に寄主を持たないのであればこれはおそらく同属の別種なのでしょう。
体長約2.3mm、翅端まで4.2mmです。

(2013.10.01・森林植物園)

|

« キバチの一種 | トップページ | キイロテントウ »

半翅目」カテゴリの記事

コメント

う~ん、こまった場面を見られてしまいました。
これはトウキョウカマガタに違いなさそうで、Yamatocallis は Acer 以外では生育しないはずです。
(充分に摂食した)有翅4齢幼虫は、別寄主上でもよく見かけます。草本のアブラムシでは、移動中の有翅虫が寄主確認のため”試し吸い”をするので、それに類した行動かと思います。

投稿: ezo-aphid | 2013年10月 9日 (水) 22時34分

ezo-aphidさん、こんばんは。
図鑑やネット上の画像と比べてみてとてもよく似ているとは思っていたのですが、やはりトウキョウカマガタアブラムシですか。
“試し吸い”という行動があることは初めて知りました。アジサイの葉裏で羽化したのはやはり偶然だったのですね。生き物の世界は単純には割り切れないとあらためて実感しました。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2013年10月10日 (木) 19時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551900/58352729

この記事へのトラックバック一覧です: トウキョウカマガタアブラムシ(Yamatocallis tokyoensis)(改題):

« キバチの一種 | トップページ | キイロテントウ »