クロトンアザミウマ
このアザミウマは以前、翅を失った個体の写真を掲載していて、SOさんにクロトンアザミウマ Heliothrips haemorrhoidalis と確認していただきました。今回はちゃんと翅がついていて、同種に間違いないと思います。体長も前回とほぼ同じで約1.5mmです。カクレミノの葉裏にいました。
種名で検索すると主に害虫として農業・園芸関係のサイトよく取り上げられています。多種の植物を加害するそうですが、特にサンゴジュの害虫としてよく知られているようです。掲載されている写真を見ると幼虫は以前このブログでも出したアカオビアザミウマと同じようにお尻の先に排泄物の球をくっつけていることが多いようですが、私はまだ見たことがありません。この種の雄は見つかっておらず、雌のみの単為生殖だそうです。
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